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リーダーシップとは行動

ちょうど一週前、たまたま同じ日に
二件の読書勉強会が重なり、
しかもそのテーマが、たまたま共に
「リーダーシップ」であった。

一つは、ドラッカーの
『プロフェッショナルの条件』
ちょうどリーダーシップに関する
テーマを取り扱っている章。

もう一つは、ビル・ジョージの
『True North リーダーたちの羅針盤』
リーダーシップ論に詳しい小杉俊哉
先生の「推し」である。

ドラッカーの述べている
リーダーシップに関する言説は、
極めてシンプルなものであった。

突き詰めれば、「行動する」
これに尽きる
というものだ。

もう少し細かいところまで説明
されていることを紹介すると、
リーダーシップの本質は、カリスマ性
でも資質でもない
とした上で、
ドラッカーは3つの要件を挙げている。

第一の要件は、リーダーシップを
仕事と見ること。

組織の使命を考え抜き、
それを目に見える形で定義し、
確立する、即ち目標を定める。
その目標に沿って、優先順位や
基準を定め、守り抜くという
役割を徹底的に行う
のだ。

第二の要件は、リーダーシップを
地位や特権ではなく責任と見ること。

部下が有能なときに、勘違いしている
似非リーダーは部下を恐れる。
しかし、真のリーダーは、有能な部下を
むしろ褒め、鼓舞し、その成功を自らの
成功として捉える
のだ。

第三の要件は、信頼が得られること。
フォロアーの存在しない、つまりは
信頼を得られないリーダーというのは
語義矛盾であり、もはやリーダーとは
言えない。
そのためには、言行一致という行動が
必要不可欠
である。

行動しないことには何も起こらない。
リーダーであろうとなかろうと、
何かを成し遂げるには行動を起こす
しかないわけだが、そのひと手間を
かけない、面倒くさがる人が割と
多く存在するのは事実。

何かを成し遂げたいという欲求を
持ち、その欲求に沿って行動を
起こしていく限り、みんなリーダー
なのだ。

リーダーとしての立ち居振る舞いの
上手い下手があったとしても、
行動を起こしたら結果が出る。
それを受け止めて、また行動を変える
ことを繰り返せば、すぐにリーダーと
して頭角を現すことができる
だろう。

もう一方の『True North』は、
500ページ近い内容のうち、
ようやく68ページまで来たものの、
12章あるうちの1章すらまだ終わって
いない。

もう少し先まで読み進めた段階で、
内容を要約するなどして紹介する
ことを試みたいと思っている。

ただ、既に名著である臭いを存分に
感じ取っており、登場するリーダー
たちの実例はどれも分かりやすく、
かつ心揺さぶられるものである。

ひとことで言うと、オーセンティック
リーダーシップ
と呼ばれる、各人が
自分らしさをつらぬきながらリーダー
シップを発揮することを推奨する
スタンス
をとっており、非常に共感
できる内容だ。

「リーダーシップとは行動!!」
と肝に銘じよう。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。