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「BE-KIND」が「プチ」になってやってきたが

2年以上前にコンビニで発見した
「BE-KIND」というナッツバー。
その後、あっという間に姿を見なく
なってしまった。

コンビニの棚は、本当に競争が激しい。
生き残るには、飛ぶように売れることが
求められる。
あるいは、棚を確保するために、かなりの
金額を「上納」するというケースも、
商品カテゴリ次第ではあり得るようだ。

消えてしまったと思っていたこの商品が、
少し姿を変えて、再びコンビニにお目見え
していた。
こちらの「ナッツバー プチ」である。

この栄養調整食品カテゴリは、
ランチを食べる時間が惜しい時などに、
おにぎりと一緒に食べてみたり、
小腹が空いたとき「罪悪感が少ない」
おやつとして食べてみたりと、
割と活躍頻度の高い商品が多い。

上記記事でも触れた通り、
「クリーム玄米ブラン」にはかなり
お世話になった口でもあり、
新商品が投入されているとつい試しに
買ってみたくなるのだ。

今はほとんど見かけなくなった
オリジナルのナッツバーの方が
228円だったのに対し、
この「プチ」は確か193円
名前の通り、価格も一回りスケール
ダウンして来た。

オリジナルが伸びなかった要因が、
価格帯にある
と分析をしたのだろう。
200円を切る価格でないと、さすがに
戦えない
、そんな価格弾力性に対する
判断
があったと推定される値付けだ。

とはいえ、値段を変えただけで簡単に
売れるようになる世界ではない。
商品のパフォーマンスがどうか、
そしてそのパフォーマンスと値段との
バランス
が適切か、それこそが重要な
ポイントとなる。

食べてみたところ、オリジナルと比べて
ナッツがかなり細かく砕かれている。

その分、ボリューム感が失われている
ものの、それでもやはりナッツだけに、
食べ応えの満足度は高めだ。

とはいえ、1枚の大きさが「プチ」なので
一口でパクリと食べきれる。
個包装で2枚入り、つまり1枚あたり100円
近くする計算

この、たったの一口が100円かぁ・・・
と考えると、決して安くはないなという
感覚に襲われてしまった。

小麦粉やショートニングを使った商品、
すなわち「クリーム玄米ブラン」や
「カロリーメイト」の方が、コストの
兼ね合いでボリュームを稼げるため、
どうしてもコスパ感覚で優位となる。

その分、「BE-KIND」は、素材が高価で
あることを示唆
し、差別化ポイントの
一つとして使っている。
それがターゲット消費者の琴線に響く
内容であればよいが、商品パッケージを
見る限り、今回もそこまで強い商品には
感じられない。

全米No.1売上を標榜する程、アメリカに
おいては消費者の支持を得ているという
このブランド。
ただ、残念なことに、アメリカで売れて
いる成功要因がどこにあるのか、日本の
パッケージを見ても全く分からない、
というのが正直なところ。

私の見立てが正しいかどうか、2か月
程度経ったら、コンビニの棚をチェック
して答え合わせをしてみようと思う。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。