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緊急事態宣言いよいよ解除

「リベンジ需要」という新しい言葉を
こちらの記事で見つけた。

本日、9月30日をもって、緊急事態宣言が
遂に解除となることは周知の通り。
これによって、旅行や外食といった、
さんざん割を食ってきたカテゴリの
需要が急速に回復しつつある、という
趣旨の記事である。

「行きたいのに行けない」
「食べたいのに食べられない」
そういう不満が人々の間で鬱積し、
状況がどんどん長引いたことで
ふつふつとマグマのように高温に
なって、いよいよ噴火寸前、という
状況なのだと言える。

こういうトレンドに乗って、
旅行にせよ外食にせよ、
儲かる事業者が沢山出て来ることは
好ましい。
お客様の需要、ニーズを真正面から
満たして、対価をいただくことで、
経済は回っていく。

しかし、こういう激しいトレンドの
変化に立ち会う度に、
「人生万事塞翁が馬」
の故事を思い出す。

ご存知の方が多いと思うので、
細かい説明は省かせてもらうが、
簡単に要点を述べるならば、

「楽あれば苦あり、苦あれば楽あり」
「災い転じて福となす、福も転じて災いとなす」

ということ。

コロナで散々苦しめられながら、
懸命に耐え忍んだ人たちが、
全員でないにせよ、ここで一気に
報われるかもしれない。

しかしながら、そこで調子に乗って
しまったりすれば、あっという間に
「リベンジ」されてしまう、つまり
再び辛酸をなめるような状況へと
陥りかねない。

株式市場の格言で、

「もうはまだなり、まだはもうなり。」

というものがあるが、これなども
かなり近しいニュアンスだろう。
調子に乗れば足元をすくわれる
いうことだ。

緊急事態宣言が出ていようといまいと、
一喜一憂することなく、
しなやかに、柔軟に、
自分のやるべきことをやる。

そんな心構えが重要だと思うのだ。

そして、そんな心構えで居続ける
ためには、心の中に明確な指針、
揺るぎのない方向性を指し示す
「北極星」があることが望ましい。


今年もこれで4分の3が終わり、
残り3ヶ月。
年初に確認した「北極星」へと
近付けているか確認しつつ、
その「北極星」に至る途中で
立ち寄るべき星々を見直す時期が
間もなくやって来る。

年内に、あと何ができるか。
やり遂げておきたいことを再度確認し、
今年は良い年だったと締めくくれる
ように、一生懸命励むこととしたい。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。