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「心ここにあらず」から脱却する

突然思いがけないことが起きて、
呆然とする。
二の句が継げなくなる。
ぼーっとして動きが止まる。
そんな経験をしたことがある人は
それなりに多いものと思われる。

人間誰しも、ある程度は未来を予測
しながら生きている。

その予測の範囲内で、
人生が順調に進んでいくかと言えば、
そんなことはまずありえない。

日々、生きていれば色々なことに
出くわす。
何が起こっても、
「おー、そう来たか」
「こんなこともあり得るよな」
そんな達観した態度で対処できる
のが理想的。

とはいえ、起こる出来事いかんでは、
達観している余裕などないことも
ままあるというのが実情。

いくら人生の経験値を積んだところで、
想定外というのは常にあり得るわけで、
その想定外度合いの振れ幅が思いも
よらぬほど強いときだってある。

そんなとき、どうやって対処するか。
思い付くままに挙げてみる。

1.酒を飲む

とりあえず飲んで、気分良くなって、
一旦忘れる。
完全にダメなヤツ。

2.寝る

「ふて寝」と言ってもよい。
誰が何と言おうと、頭の中がごみ溜め
状態であるうちは、ろくな判断をする
ことができない。

まずは寝て、スッキリさせる。
ダメそうに見えて、これを意図的、
戦略的に取り入れるというのは、
実はなかなか優れた打ち手。

3.この出来事が何を意味するのか、
解釈を書き出してみる

頭に次々と浮かぶ様々な解釈を、
一旦ノートに書き出してみる。
頭の中でグルグル回っていたことが、
外に押し出されることで、客観的な
視点で改めて見直すことができる。

そこで、思いもかけない解決策を
見い出せることもある。

4.ひたすら目の前の仕事に没頭する

他にもたくさんやるべきことがあるのを
いいことに、直面している問題から目を
そらし、他の仕事に集中する。
ある意味、「逃げ」である。
直面している問題は残り続けるので、
結局対処法としてはほとんど意味がない
かもしれないが、時間の経過によって
事態が好転している可能性もなきにしも
あらず。

5.まずは自分を取り戻す

呆然自失状態になってしまったら、
まずはその状態から自分自身を取り戻す
ことが先決。
自分自身のコントロール権を、
たまたま起きた事件ごときに委ねない。

実際に起きたものごとをどう解釈するか、
それは本人の専管事項。
そこに立ち戻って、自信を持って自分の
状況をポジティブに解釈する。
書いているうちに、3とほぼ同じ内容に
なってしまったかも。

どれか一つというよりは、
複数を組み合わせることで、
最適な対応を自身で模索するよりほか
あるまい。

そうはいっても、言うのは簡単だけど
実践するのはなかなか難しい、
そういう人も多いかもしれない。

私が今日の文章を書いているのは、
まさに上記3や5の実践である。
ついでに言うと、昨晩1をしながら
これを書き始め、途中まで書いて
疲れた(=4)ところで寝た(=2)
のである。

多少なりともショックから立ち直り
つつあるのは、単に時間の経過だけ
でなく、色々書き出したから
なのは
間違いない。

余計な心配をしている状況というのは、
正に「心ここにあらず」
まず、心を自分自身に取り戻す。
しっかりと地に足付けて、
心と体が一体となって動いていることを
実感し、実践していくことが大切
だと
思うところだ。


己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。