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贈る言葉

今年は桜が早めに見頃を迎えている
ので、入学式の頃にはもうすっかり
散ってしまっているだろう。

その代わり、丁度シーズン真っ只中
と言える卒業式に、桜が文字通り
「花を添える」
形になっている。

昨日は、我が娘の大学の卒業式で
あった。
私自身は参列せず、在宅で仕事を
こなした一日。

4年間、その大半がコロナ禍という
非常に特異な環境下
での大学生活。
恐らくは、大学側も色々と手探り、
暗中模索
の中で、授業や行事が
行われてきたであろう。

しかも、我が娘が通っていたのは
看護学科である。
本来は、実技・実習の類に多く
時間を取られるはずのところ、
かなりの制約、制限が課され、
カリキュラムを組むにも相当な
苦労
があったに違いないのだ。

そんな状況ではあったが、
無事国家試験も通り、
学位も頂くことができて、
この4月から看護士として働く
ことになる。

晴れて社会人となるわけだが、
親としてはつい
「本当に社会人としてちゃんと
やっていけるのだろうか?」

などと要らぬ心配が頭をよぎる
ところ。

とはいえ、そんな心配は、
大抵の場合は「杞憂」に終わる。

自分が見ている娘は、あくまでも
家にいるときの一側面。
他の多くの側面を、実際に見ては
いない。
そうした場で、案外しっかりと
経験を積み、親の想像の範囲よりも
ずっと成長を果たしているはず

ここに書いた言葉を、彼女が読むか
否かは分からないが、折角なので
はなむけの言葉を贈っておきたい。

まずは、卒業おめでとう

そして、晴れて看護士資格の取得、
こちらも改めておめでとう

社会人としての一歩を踏み出すに
あたり、いくつか心構えを伝えて
おきたい。

まず、重要なことをひとまとめに
言っておこう。
それは、自分の長所、美点、強みを
活かして、社会に貢献する人間に
なって欲しい
ということ。

弱みを矯正するのは、程々で
構わない。
強みを伸ばすことに時間を使う方が、
間違いなく自分が楽しいし、
成長も圧倒的に早い。

そして、社会への貢献ということを、
より一層強く意識して欲しい。
職業自体が、社会において非常に
重要な役目を負ったものなので、
自ずと貢献意識が高まるとは思うが、
是非多くの人から感謝される存在
なって欲しい。

社会の最も小さな構成単位は
個人であるが、その個人が何人か
寄り添うことで家族ができる。
あるいは組織が作られる。

まずは、自分の身の回り、家族や
勤務先などの組織に、その貢献が
有り難がられる
、そういう存在に
なって欲しい。

先日、私自身の口角が下がり気味
であることを指摘してくれた。
これには一瞬ムッとしたが(笑)、
冷静に考えれば実に有り難いこと
である。

常に口角を上げて過ごすことが
大切
だと分かっていても、つい
仏頂面になっていることがある。
この歳になると、そんなことを
指摘してくれる人もいなくなる
ので、こうした指摘は有り難く
受け取っておきたい。

最後にもう一つ。
人生は、後半になればなるほど、
時間の過ぎる感覚が早まっていく
と言われている。

若いうちに、チャレンジしたいと
思ったことには積極的に挑み

後悔だけはしないように、
一度きりの人生を思う存分に
楽しんで欲しい


己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。