見出し画像

2023年の消費トレンドに対する心構え

新年あけましておめでとうございます。
毎日更新しているこのnote、
今日から4年目に突入しました。
今年も宜しくお願いします。

さて、激動の1年が明けた。
ウクライナ戦争、
安倍元首相の暗殺、
急激な円安、
インフレの亢進、
なかなか終わらないコロナ禍。
何とも先行きの見通しがつかない、
つい暗くなってしまいがち

1年だったと言える。

もちろん、そんな中でも、
大谷翔平選手の大活躍や、
サッカーW杯での日本代表躍進など、
我々に勇気を与えてくれるような
ニュースもあった。

今年は一体どんな年になるのだろうか。
年が変わっただけで、何かがガラッと
変わるわけではないので、
これまでのトレンド・流れの中で
見る必要がある
のは言うまでもない。

このnoteでは、主にマーケティングや
キャリアの話を中心に取り上げている
ので、タイトルに掲げたように、
消費トレンドについて少しばかり
考えてみることにしたい。

日経MJが毎年末に発表する
「ヒット商品番付」
東の横綱に選ばれたのが、
「コスパ&タイパ」であった。

「タイパ」あるいは「タムパ」は、
昨年急に登場した感があるかも
しれない。
大きなきっかけとなったのは、
恐らくはこちらの記事で紹介した
中山淳雄さんの『推しエコノミー』
であろう。

こちらの出版が、2021年の10月。
「推し」という言葉もすっかり世の中に
定着した感があるが、この「タイパ」は
まだまだこれから浸透する言葉だ。

ランキングで、あえて「コスパ」と
組み合わせたのは、まだこの概念が
すんなり馴染んではいないとの判断

あったに違いない。
そんなことを勘繰っている。

「コスパ」は、既に誰もがすんなりと
イメージできる言葉
になっている。
払ったお金に対して、どれだけ役に
立ったか。
これに対して「タイパ」は、
使った時間に対して、どれだけ役に
立ったか。

お金と時間は、いずれも貴重な資源
人が持つこれらの限りある資源を折角
使うのだから、高いパフォーマンスを
求めたい。
これは人として当然の気持ちだ。

戦争などに伴い、サプライチェーンの
混乱
が起こったり、為替が不安定
動きを示したり、巡り巡ってインフレ
どんどん進み、生活が脅かされている。

こうなると、誰もが財布の紐をきつく
締めがち
となるだろう。
そこにきて、増税の影が忍び寄る。
天下の愚策がよもや通ると思いたく
ないが、非常に心配だ。

生活コストが上がるのが当たり前。
そうなると、益々「コスパ」への
期待が高まる。

と同時に、生活コストを稼ぐために
時間を多く取られ、時間の希少資源化に
拍車
がかかり、「タイパ」への期待も
また大いに高まると思われるのだ。

そんなわけで、
今年は「コスパ」「タイパ」に対する
意識が、昨年よりも更に一層、それこそ
過剰なまでに高まる
のではなかろうか。

もはや、2つを使い分けるまでもなく、
いっそのこと「コスト」というのは
時間を含む概念
だと広く捉えて、
総じて自らが捧げた希少資源に対する
パフォーマンスを追求すると考えれば
良いのではないかとも考えた。

「タイム&コスト・パフォーマンス」
なので、「タコパ」と呼ぶか。
それだとたこ焼きパーティーの略に
聞こえそうだ。

資源=リソースなので、
「リソース・パフォーマンス」
略して「リソパ」とするか。

いずれにしても、パフォーマンスが
高い!と実感させる商品を提供する
ことが益々求められる
だろう。

そして、そのパフォーマンスを評価
する消費者の目は益々厳しくなる
違いない。

至極当たり前の結論になるが、
こんな時だからこそ基本に立ち戻り、
消費者のお眼鏡に適う商品を
誠実にお届けしていく
ことが
大切だと感じる。

「タコパ」「リソパ」を常に念頭に、
消費者のハイレベルな要望に応えて
いく心構えを持ちたい。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。