見出し画像

2024年 世界の消費者トレンド その1 「AIに聞け」

ユーロモニターインターナショナルという
市場調査会社がある。
いや、「市場調査」というと、少し
意味が狭きに失するかもしれない。
グローバルビジネスへの知見や、
消費者のインサイト(本音の洞察)を、
市場調査などを通じて提供する会社だ。

そのユーロモニターが、
2024年 世界の消費者トレンド
と題して、6つ程取り上げて解説する
記事を発表した。

その解説を拾って、一つずつ検討して
みると面白そうなので、今日から6回、
不連続になるかもしれないが、
取り上げてみたい。

今回取り上げる1つ目のトレンドは、
「AIに聞け (Ask AI)」である。
以下、ユーロモニター社が提供する
日本語での解説を引用する。

生成AIが、世の中を塗り替えようとしている。生成AIを用いたツールやアプリは、ユーザーにとっての共同制作者となり、また、人々の意思決定やブランドとのかかわり方に影響を及ぼし始めている。

「AIに聞け」とは、いわば世界中の人々を巻き込んだ実験であり、消費者が生成AIの更なる進化を期待し続けるトレンドだと言えるだろう。

例えば、ボイスアシスタントとチャットボットを考えてみよう。ボイスアシスタントが提案するパーソナライズされたおススメ情報について、抵抗がないと回答した消費者は40%以上に上った。他方、カスタマーサービス用チャットボットによる、複雑な質問に対する回答内容について満足する、と回答したのは20%に満たなかった。生成AIは、このようなサービスを強化・洗練し、より良いユーザー体験をもたらすことができる。

生成AIは、私たちの日常生活により深く浸透していく。企業は生成AIを活用することで、パーソナライゼーションを推し進め、顧客体験を豊かにしていかなくてはならない

これはもはやコメント不要。
そう思えるほど、既に今年の段階で
生成AIは世の中を席巻した
ことに
疑いの余地はない。

ChatGPTの登場は、その名をメディアで
見つけない日がないほどに、人々の注目を
一身に集めた。
最近落ち着いた気がするが、
水面下では間違いなくこの革新的な
アプリを活用したイノベーションが
至る所で着々と進められているはずだ。

「呪文」とも呼ばれる、AIに指示を出す
文言=プロンプト
をうまく操れれば、
これまで何時間もかかった作文や作画が、
あっという間に出来上がる。

精度の高い答えをAIが出してくれるような、
優れたプロンプトを書ける人間、
プロンプトアーティスト」が、
今後職業としてもてはやされるとも
言われているのは、ご存知の方も多い
のではないか。

AIは人ではないが、相手に然るべき配慮を
してコミュニケーションを取らなければ
相手が理解できないのは、人の場合と
全く同じ
である。

「プロンプトアーティスト」と言われて、
自分にはムリ!とビビる必要はない。
論理的に構成する
相手の立場に立つ

人と接する場合の基本に忠実に従えば、
AIとも上手に付き合えるはずである。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。