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脳腸相関

「のうちょうそうかん」

この言葉が耳に入って来たとき、
一瞬、漢字が思い浮かばなかった。

「のう」「ちょう」「そうかん」

と区切ってもらい、そこでようやく
タイトルにある漢字とつながった。

仕事でたまたまこの言葉に出会い、
早速ググってみると、
ヤクルト中央研究所のサイトがヒット。

https://institute.yakult.co.jp/dictionary/word_3611.php

こちらのサイトでは、この言葉の定義を
「生物にとって重要な器官である
 脳と腸がお互いに密接に影響を
 及ぼしあうことを示す言葉」
としている。

この脳腸相関、人は昔からこの事実を
経験的、体験的に知っていたのだろう。

「腹を決める」
「腹をくくる」
「腑に落ちる」

といった慣用句は、腸が収まっている
部分が脳と同じような役割を果たして
いる場面を想定しているように思える。

ふと、『腸は考える』なんていう
タイトルの書籍があったような
気がして、こちらもググってみたら、
岩波新書であった。

腸は考える (岩波新書)

同じキーワードで、このテーマを
非常に手際よくまとめたサイトも
出て来た。
さすがTABI LABO。

https://tabi-labo.com/276137/second-brain

そう、「腸」は「超」大事 ☺️
なのである。
「腸活」なんていう言葉も最近は
出来て、かなり脚光を浴びるように
なっているのは周知のところ。

人間の体というのは、
本当に素晴らしい組織だ。

何か緊急事態がない限りは、脳から
個別具体的な指示をすることなく、
腸は勝手に=自律的に、大変な仕事を
粛々と、着実に担ってくれている。

会社組織でも、
何か緊急事態がない限りは、
極力現場が自由に判断し、
自由に活動するのが理想的だ。

箸の上げ下ろしにまで逐一トップから
指示が飛んできては、現場社員の
モチベーションが保てないし、
そもそも現場に即していない指示
だった日には目も当てられない
悲惨な結末になりかねない。

大きな決断、方向性の提示はもちろん
必要であるが、極力現場の裁量権を
尊重することで、素早く、かつ的確な
判断が下せるはず。

そんなことを、この脳腸相関という
言葉を眺めながら、しみじみと
考えたのである。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。