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「PRウォーター」のランディングページ

私の友人で、札幌を拠点に弁護士を
されている荒木俊和さんが、
この度事務所を弁護士法人化をされると
共に、東京進出を果たされた。

設立パーティーにお邪魔できなかった
代わりに、四谷に事務所を開かれたと
聞きつけたので、先日ご挨拶に伺った。

そこで出していただいたPETボトルの
お水が、写真にあるもの。
「ANSWERZ LAW」
「弁護士法人ANSWERZ」

とあるのが見える通り、
経営する弁護士法人名がばっちり
プリントされている。

やや小ぶりの300mL入りPETボトルは、持ち歩きにも丁度良いサイズ

裏面を見ると、販売者名として
「小田原紙器工業株式会社」
の名前がある。

バナジウムシリカを含有する富士山の天然水というのも嬉しいポイント

元々は、紙の箱や紙袋などの加工品を
得意とするメーカー
のようで、
お客様のニーズをくみ取って色々と
商品開発をするうちに、オリジナルの
ラベルを使ってPETボトルのお水を
作るというサービス、その名も
「PRウォーター」を始めたようだ。

こちらの公式ページに、
かなり詳しく情報が記載されている。
いわゆる「LP(ランディングページ)」
だが、この長いLPにこれでもかと
有益な情報が詰め込まれている。

興味を持ってアクセスした人が
発注を検討する上で、確認したい
ことがほぼ網羅されている印象
だ。
但し、唯一「価格」を除いて

もちろん、「価格」を無視している
わけではなく、きっちりと
「新規お見積もり」
「メールでのお問い合わせ」

という次のアクションを起こす
ための導線が大きく目立つように
ページに掲載されている。

しかも、お急ぎの方向けには
担当者名と携帯電話番号まで明記した
形で「お電話でのお問い合わせ」
勧めているあたり、
非常によく練られている印象を持った。

「価格」は、ロットによって大きく
異なっている
に違いない。
よって、詳しい条件を聞かないことには
提示できない
からこそ、こうして
ワンクッション置いているのだろう。

それに加えて、恐らくは「価格」が
お客様の最終決断にあたっての
トリガーとなっている可能性が高い

「価格」さえクリアすれば商談成立!
となるゆえに、クロージングの場へと
誘導する導線をLPのいたるところに
置いておくわけだ。

この手のサービスを手掛る会社は、
この小田原紙器工業を含めて
3社ほどが大きなシェアを占めている
とのこと。

競合の一つ、「宣伝水」という名前を
付けている丸富産業という会社の
LPはこちら。

価格について、パッと見ただけで
ある程度の金額感をつかめる
ように
しているところあたり、
「PRウォーター」への対抗意識が
丸出し
のような気がして面白い。

また、スピード納期や、採用事例の
豊富さ
も強調しているようだが、
お客様が比較検討する上で間違いなく
大切なポイントとなると思われ、
こちらのLPもなかなかの優れものと
いう印象を受けた。

こうやって、競合同士のページを
見比べてみると、その市場では何が
大切なのか、かなりの程度見えて
くるのが興味深い。


己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。