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「#キンキ25円でCM出演」の作品お披露目開始

Kinki Kids CDデビュー25周年を記念して、
たった25円でCM出演しますよ!という
話題性たっぷりの企画が走っていたのは、
ご存知の方も多いだろう。

CDデビューした日付が7月21日だった
ということで、昨日からこの企画で
作られたCMがお披露目開始となって
いる。

何と、応募総数が1094件!
当選企業は、Aコース8社、Bコース8社の
計16社。
当選確率わずか1.46%の狭き門だった
ことになる。

Aコースというのは、オリジナルCM
作ってもらえるコース。

Bコースというのは、当選企業共通で
シンプルな作りのCM素材をベースに、
企業/ブランド名を差し替えるタイプ

コース。

いずれの場合にしても、Kinki Kids出演の
あのCM!ということで認知や興味関心の
獲得には絶大なる効果を期待できそうだ。

上記の特設サイトを見てもらえると分かる
通り、この応募者から当選者を絞り込む
過程もすべて映像化し、YouTubeで公開
している。
サイトにその動画が埋め込まれ、20分強
ほどのPR映像を視聴可能。
「プロセス」をしっかり見せて、
「ナラティブ」「ストーリー」に視聴者を
巻き込んでいこうとしている。

私も思わず見入ってしまったのだが、
各社非常に熱い想いを抱いて応募した
様子が伝わってくる。
志望動機を詳細にわたって書き連ねたり、
わざわざCMの絵コンテを作ったりと、
Kinki Kidsご本人たちが驚き、恐縮して
「いや、これ選べないよ」
「ここから選ぶのは酷だよね」
などと発言するほど。

結論として、抽選で16社を選ぶという、
「公平性」に配慮した方法
を取った。
選ばれた16社の中には、私も全く聞いた
ことのない地方の小企業などを含みつつ、
割と誰でも知っている大企業もあり、
完全にランダムで選んでいる感じが
ありありと伝わってきた。

小林製薬のアンメルツ、
蓬莱の551豚まん、
ファッションのしまむら、
UCカード、
この辺りはかなり認知度も高い企業・
ブランドではなかろうか。

Aタイプの方は、8社中2社のCMが
解禁され、視聴可能な状態。
Bタイプについては、既に8社全部の
CMを視聴可能である。

ここまで大掛かりな仕掛けをしつつ、
いわゆる「マネタイズ」のニオイが
見当たらない。

25周年を祝って、これを機に
「面白いことをしたい!」
という感謝企画
であることは、
上記サイトでも明記されている。

とはいえ、いくら感謝企画といっても、
これだけの企画を動かしたら、
莫大なコストが当然かかる。
その見返りとして、大きな利益を出す
ところまでは求めずとも、せめて
「トントン」
にする必要があるだろう。
そんな「疑心暗鬼」になってしまうほど、
太っ腹な企画である。

恐らくは、利益を出すことに優先して、
既存ファンからのエンゲージメントを
より一層強固にする
とか、
新たなファン層を発掘するための
サンプリング的な意図
があるなど、
パッと見には分からない明確な目的が
あるのだろう。

誰か内幕をご存知の方がいたら、
是非教えを請いたいところだ。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。