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元上司の深い思いに数年を経て気付く

昨晩は、いつもお世話になっている
「大人の小杉ゼミ」の主宰である
小杉俊哉先生とご一緒させて
いただいた。

小杉先生は、今月からvoicyで週6日
情報発信
を始められたばかり。
私も毎日はなかなか聞けていない
ものの、隙間時間に追い付こうと
しているところ。

昨日の朝、通勤途上で、
ユニデンで苦労されていた頃の
エピソード
を聞き、思わず
もらい泣きしそうになった。
簡単ながら、その話のさわりを
ご紹介させていただこう。

ユニデンに入り、人事総務部長として
抜擢されたものの、周りは年上の
社員ばかりで、部下に監禁されるという
前代未聞の事件も経験。
社長からは毎日のように怒られて
ばかりで、極めてストレスフルな
職場環境

とにかく社長と性格が合わず、
毎日のストレスが溜まりに溜まって
自律神経失調症を患うほどに
追い詰められた状況
だった。

しかし、とにかくこの社長の言う
ことから逃げずに素直に受け入れよう
そのように決めて、それまでは自分の
主張を貫くアサーティブなスタイル
だったのを改めた
そうだ。

そこからは、大変なことに変わりは
ないものの、関係性が劇的に改善し、
ついには
「小杉、お前ようやく分かったか!」
との声をかけられ、ヘナヘナと崩れ
落ちる感覚
を覚えたという。

何とか社長に認めてもらうまでは!
というのを最大のモチベーションと
して頑張っていたので、それを機に
退職を決意。

見事にアップルの人事本部長として
転身
が決まり、そのことを上司に
ビクビクしながら報告したところ、
「アップルなんて凄いな!」
激励され、怒られると思っていたのが
肩透かしを食らった格好。

更には、自分には過分と思えるほどの
華やかな送別パーティー
まで開いて
くれて、その当時はことの真相を
よく分からないままにユニデンを
去ったそうだ。

6、7年後に開かれたOBの集まりで、
ひょんなきっかけから、当時の
社長の真の思いを聞かされた。

小杉さんがアップルに転じたことを
クドクドと因縁を付けるように
絡んでいた方に対して、その社長が、
「お前はあの時小杉がどれだけ大変
だったか、分かっているのか!」

と一喝、事細かに小杉さんの努力の
詳細を説明し始めたそうである。

この時初めて、社長は自分に期待して、
鍛えてくれていた
のだということが
しっかり腹落ちした。
あれだけ厳しかったのは、
自分をいかに育てるかを真剣に考えて
いてくれたからだと納得したのだ。

元上司である社長のその真剣さ、
真摯さ、思い遣りの深さに、
涙が止まらなかったそうだ。

逃げずにやり切ること。
徹底して努力すること。
それらを捨てる神もいるかも
しれないが、きちんと拾う神が
いるのだと思わせてくれる、
素敵なエピソードだった。

1エピソード10分程度で、
気軽に聴けるvoicy、
是非一度お試しいただきたい。


己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。