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やはりリアルで試したい

洋服にしても、靴にしても、
やはりリアルで試着しないことには
なかなか手を出しにくい。

そんなことを言うと、
まだまだ考えが昭和だと
一刀両断されそうなほど、
最近ではオンラインショッピングの
利便性が上がってきている。


Amazonが、プライムワードローブ
いうサービスを始めているのは
ご存知の方も多いだろうか。
気になる服を取り寄せて、
自宅で試着することができるのだ。
気に入らなければ返品、
気に入ったものだけ買い取れる。
しかも、プライム会員であれば、
行きも帰りも送料無料。


送料だけで、往復最低500円×2の
1000円ほどが経費としてかかるはず。
全ての服が気に入らなければ、
売上なしで完全持ち出しとなる。
そんなリスクを負っても、
他の大勢のお客様から得られる
利益で十分回収が可能なモデルを
構築している
わけだ。

よく考えてみれば、
リアルに店舗を構えることに伴う
経費はバカにならない。
良い場所に陣取ろうと思えば
尚のこと、お高くつくわけだ。
初期投資を抑える観点からは、
Amazonのようにオンラインで
小規模から始め、採算に乗せる
筋道を付けてから一気に拡大、
というのが理に適う。

客の立場からすると、
自宅で試着できると言うのは、
移動の手間と時間が節約できる。
これは言わずもがな、大きな
メリットである。

同時に、受け取った後の開梱、
試着した後の梱包に関しては、
正直煩わしいことは否めない。
店員との会話を通して、客観的な
アドバイスが得られないことや、
そもそもコミュニケーションの
楽しみが全くなくなるのも、
少々残念なところ。

結局のところ、これらのメリット、
デメリットを総合的に考慮して、
自分にとってはどちらがより
高い価値を感じるか、
一人ひとりのお客様が判断を
していくのである。

私が愛用している5本指シューズ、
ヴィブラムファイブフィンガーズ
が、代官山でリアル店舗を展開
しているのだが、これまで
月に半分営業しているかどうか
だったところを、7月からほぼ
毎日営業に切り替えた。

以前から試し履きしたいモデルが
あったので、外出ついでに本日
立ち寄ってみた。
Amazonに倣って、オンラインでの
試し履きも一度は無料という
サービスも取り入れてはいる。
しかしながら、個人的には、やはり
色々試したいのと、店員さんとの
コミュニケーションで最新の情報を
仕入れたいという魂胆もあって、
リアル派である。

もちろん、サイズやデザインに
こだわらない場合なら、オンラインも
ガンガン使うので、結局はケース
バイケース。
消費者にとっては、TPOに合わせて
様々な選択肢が選べる、なんとも
ありがたい時代である。


皆さんは、どちらに軍配をあげるの
だろうか?

ちなみに、以前に紹介した
「売らない店舗」の試みを
関連リンクとして貼っておこう。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。