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モスバーガー50周年で「なりもす」駅

東武東上線。
池袋から埼玉の寄居までを結ぶ路線だ。
学生時代に通学路としていたこともあり、
それなりに愛着がある。

その東上線で、池袋から急行で一駅目に
成増という駅がある。
ここは、とんねるずの石橋貴明さんの
出身地として有名だ。
特段何があるというわけではなく、
私も途中下車をしたことはほぼないが、
池袋を出発する東上線の急行や準急などが
最初に止まる駅であり、10分程で池袋まで
行ける割には家賃がリーズナブルで、
「住みやすい街」という印象が強い。

その成増が、モスバーガー発祥の地だと
いうのは、つい最近知った事実である。
この3月8日から約1か月間、
モスバーガーの誕生50周年を記念して、
1号店のある成増駅とコラボ。
「なります」駅が、期間限定で
「なりもす」駅になる
という、
極めてユニークなPRを実行中なのである。

この記事にもある通り、実際に駅名表記の
ところを「なりもす」に変更
したり、
東上線で「モス号」を運行したり、
車内広告を大々的に展開したり、
そして1号店の成増店改め「なりもす店」で
特別メニュー
を展開したり、
といった遊び心満載のキャンペーンを展開中。

さすがに話題性十分ということで、
Yahoo!ニュースをはじめ、多くのメディアに
取り上げられていた。
PRとしては大成功の部類に入るだろう。

駅名をPRネタにする、というのは、
「なりもす」以外にもそれなりにある。
つい最近受験シーズンが終了したが、
シーズンがやってくるたびに「合格」駅
話題になるのはご存知の人も多いはず。

最近では、コロナ対策でどこでも消毒液を
設置するのが常識になっているが、
御茶ノ水駅が構内に茶目っ気たっぷりの
コーナーを設置して話題をさらった。
その名も「消毒駅」

元号と同じ駅がある、というのもなかなか
興味深い。
なんと、大正駅、昭和駅、平成駅というのが
実在しており、令和駅もそのうちできる
のではないか?と話題になっていた。

つい最近、2022年2月22日の際に、
券売機で2時22分とか22時22分を
狙って220円の切符を買った!という
人が結構いらしたようだが、
「昭和→平成」あるいは「大正→昭和」
という駅名の入った切符を買うという
のも、なかなかオツな趣向だと感じる。

こうしたPR活動というのは、基本的には
いかに「認知」を獲得するかに主眼を
置いているものが多い。

「認知」されないことには、
知ってもらわないことには、
モノやサービスを買ってもらうまでに
至ることはまずないからである。

そして、「認知」を得ようと思ったら、
今回の例のようなオヤジギャグであろうと
なんだろうと、「目立つが勝ち」であり、
「目立つが価値」なのである。
なーんて、私もオヤジギャグで締めてみた。

己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。