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生搾りオレンジジュースの仁義なき戦い

「IJOOZ(アイジュース)」という
オレンジジュースの生搾り自販機を、
つい5日前の投稿でご紹介しました。

日曜日にたまたま歩いていた
伊勢原駅からほど近い
イトーヨーカドーの入口付近に、
「IJOOZ」とそっくりな自販機
発見してビックリ!

「FEED ME ORANGE」
と書かれているこの自販機は、
外観こそ変えているものの、
機械の中身を見てみたら
ほぼ「IJOOZ」のそれと瓜二つ

機械を製造したメーカーは、
全く同じなのかもしれません。
いや、きっと同じなのでしょう。

「FEED ME ORANGE」というのは、
直訳をしてしまうと、
「私にオレンジを食わせろ」
いう意味合いになります。
この自販機の場合はドリンクなので、
「オレンジジュースを飲ませろ」
でしょうか。

それにしても、コピーするのが早い!
そう思って、一体どんな会社が展開
しているのか、調べてみました。

すると、なんとこの手の機械を
日本に上陸させたのは、こちらが先
だということが判明。

「IJOOZ」よりも1年半ほど早くに
やって来ておりました。

興味深いことに、この自販機を
展開する会社は、オレンジとか
飲み物に特化しているのではなく、
自販機ビジネスに特化している
会社
のようです。

「FEED ME」よりも先に、
「PHOTO ME」という証明写真機や、
「WASH ME」というコインランドリー用
マシン
などを手掛けて来た様子。

特に証明写真機に関しては、自らを
日本におけるパイオニア的な会社だと
うたっています。

同社のウェブサイトで、
この「FEED ME ORANGE」の自販機が
何台稼働しているかを確認してみた
ところ、首都圏に10台ほどあるのみ
でした。
先行した割には、展開が随分スロー
とどまっていますよね。

ただ、証明写真機は全国に10,000台以上
展開
しているとも説明されているので、
メンテナンスなどにかかるリソースを
共用
するなどして、費用的なメリットを
享受
することはできそうです。

とはいえ、5日前の投稿で書いた通り、
「IJOOZ」のビジネス自体が勝ち筋かと
いうと、正直なところ微妙
です。

機械に投資した金額を回収するには、
相当に苦労するであろうことが
予想されるでしょう。

ちなみに、こちらの価格は1杯500円
「IJOOZ」で見た350円よりもかなり
割高に設定されていますよね。

今回は飲んで確認していないのですが、
恐らく味は「IJOOZ」と同等でしょう。
1杯500円では、需要をつかむことに
困難を極め、特にリピート客の確保に
悩まされる
ことでしょう。

それにしても、「仁義なき戦い」
形容したくなるような、
生搾りオレンジジュース自販機の
争いです。

今後の行く末が、ますます気になって
仕方ありません。


己に磨きをかけるための投資に回させていただき、よりよい記事を創作し続けるべく精進致します。