リーダシップ≠頼られること(助けること)

何となく、リーダだと思っていた人も、実はリーダシップを発揮できているとは言えないんじゃないかというはなし。

<ケース>
とある組織において、メンバーは何か困ったことがあったら組織の長に駆け込むとします。組織の長はその領域にたけており、駆け込まれたらなんでも解決してしまいます。完全解決できなくとも、解決に至るプロセスを示してくれます。
<ケースおわり>

とても素敵に見えるこの状況、この場合、組織の長はリーダと言えるでしょうか。(このケースだけで判断するのはナンセンスではありますが)

今、私の会社が目指していることは、「個人個人が自立して活躍する」「その結果、会社も成長する」ということです。それに照らし合わせると、上記ケースは良い状況ではないとも言えます。

リーダは、「個人個人が自立して活躍すること」をゴールとして動かなければいけません。「解決に至るプロセスを示す」ことは正しいと思いますが、「自ら解決すること」は正しいのでしょうか。解決できる能力はリーダには必要かもしれませんが、リーダは組織のケイパビリティを上げるために活動すべきではないでしょうか。

そう考えると、メンバーが長に依存している状況は良いとは言えず、リーダである長はその体質を変えるよう活動しなければいけない。みんなを助けるリーダは、当社の方針と照らし合わせると、少しずれている気もします。頼られるリーダはとしては気持ちいいと思いますが。

実際問題、困ってたら助けることは必須だと思います。が、助けることを目的とせず、その機会を使って教育する、精神が根底になければ、今のリーダは務まらないのだと思います。

ということを、寝ながら考えてましたw


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