企業における人間の発揮すべき価値は?

前回の投稿で、PDCAが古い、という考え方を記しました。この考えを整理していた際に、企業において、今後、人間が産むべき価値は何か?というテーマについても考えを巡らせましたので、今回はそこについて考えを記したいと思います。(先にお断り。ありきたりのテーマでありきたりの結論です。)(先にお断り。ありきたりのテーマでありきたりの結論です。)

PDCAは結局過去の延長でしか改善されない、というのが最も致命的な弱点だと考えています。そして変化の激しいこの時代に、会社が変革を続けて成長いくには、理想を言えば、事務でも想像力・独創力をもって仕事をしていくべきかとも思い始めています。結論から言うと、おそらく、人間が産むべき価値は創造性・独創性だと考えています。世間で言われているように、ロボット、AIが人間の代替にになってくるはずです。

・定型業務(仮想) → RPA(Robotic Process Automation)
・定型業務(物理) → ロボット
・非定型 - 経験が活きる業務業務 → AI(Artificial Intelligence)
・それ以外 → 人間

銀行多くの産業で人員カットしています。定型のデータ処理はRPAですでに自動化できます。定型業務に物理が絡むと、まだ人間が必要です。理想環境では、ロボットに置き換えることは可能です。しかし時間がかかるでしょう。じわりじわりと置き換わっていくと思います。否定形業務でも経験が活きる業務はAIに置き換わり始めています。弁護士のようなザ・ホワイトカラーもAIに置き換わり始めています。AIは学習できるため、過去のデータを突っ込めば頭が良くなります。経験に基づく業務はAIの得意領域です。

では人間に残された仕事はなにか?経験に基づかない、今までにないような発想、これまでは考えられなかった発想、すなわち、創造性・独創性を使う仕事だと思います。

経験に基づかないという意味は、その業務の延長で仕事をしない、という意味合いなので、決して経験が不要と言っているわけではありません。むしろ、創造性・独創性を出すには人生で様々な経験、体験を経て、感覚を養わなければなりません。分野外の業務経験、アート、哲学など幅広い知見や感受性を持つ必要があると思います。

この考え方は雇用業界において人間以外を競合と見立てたときの考え方ではあります。ただ、「PDCAがなぜ古く、無駄、もしくは有害なのか」を考えていくと、少なくても人間が業務遂行するにあたっては創造性・独創性が必要なのだと行きつきました。

人間に要求されていることは非常に高度です。自分もそんな仕事の仕方ができるとは到底思えませんが。。。「じゃぁ黙ってAIに職を奪われますか?人生100年時代、年金も期待できませんよ?あと40年くらいは働かないと生きていけないよ?たぶんそのころAI活躍しちゃってるよ?」と自問すると、何もしないわけにはいきません。アートに触れて感受性を高めるとか、新たなものにチャレンジして幅広く経験しようと思う今日この頃です。

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