抽象化の弊害

抽象化、はビジネスにおいても重要なスキルであることは異論はないと思います。論理的思考をする上で必須ですし、私もコンサルをするときは具体と抽象を行き来して示唆を導く、というのはよくやっていました。ただ最近、あまりに抽象化して考えすぎるのも危険だなと感じ始めています。

ビジネスでは特に、事例などを集めて、「これはこういうトレンド」とか、共通的要素を抽出してラベルを貼り、流れを可視化したりします。ただ、確かにその流れは実在するかもしれませんが、個々の事例を見ると、実は違う意味合いも含んでいたりします。抽象化してグループ化してしまえば収まりがいいので楽ですが、それによって違うメッセージを見逃すこともあります

本当にそうなのか?そのセグメントにくくっていいのか、という疑いを持つことが必要なのではないかと。世の中、原理原則であふれてますが、しょせんは人間が作った整理学。みずから「どう捉えるか」を考えながら生きていかなければと思いました。

※これも寝ながらシリーズw

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