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詩「吉報」
遠ざかっていく好意に手を振る
仮に求められても
望む形では応えられないから
比類なき純粋さを選んだ君の正しさを
どうぞ誇りに思って
今ならばいつか交わした約束もうまく
薄めていけるね
ようやく掴めそうな適切な距離とやら
もう傷つけ合わずに済むね
君が見つけた春
子どもが巣立つような感覚に似て
少し意地悪をして引き留めたいような
身勝手な葛藤はあったけれど
君が選んだ自由を歓迎したい
なけなしの母性で遠くから
見守っているから
どうか幸せに
そう心から思える関係を育んでくれて
こんな感情を教えてくれて
ありがとう
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