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ピン留めの惑星|全アーカイブ

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いつのまにか失くしてしまった“たいせつなもの”たちが辿り着くどこかの星のだれかの物語―。  ◉《大島智衣の読みもの》と《つきはなこの漫画》との週替り交代+おまけ付きでお送りするシ… もっと読む
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#日記

乙女の生きざま(リメイク)ー途中経過2ー

こんばんは。つきはなこです。前回に引き続き「乙女の生きざま」のリメイクについてのお話です。おまけは大島智衣さんのお花見エッセイ『春、逸る』です。最後までお楽しみください。

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17時16分。

夕方の5時を過ぎて、あと15分でようやく退勤時間だ。 今日も定時でしごとは終わりそう。 労働というゆるい拘束からほっと解き放たれることはうれしいけれど、替わりに別の思いが押し寄せてくる。 今日もこのあと、なんの予定もない。 誰かと会う約束も、行きたいところも、買いたいモノも。 ひとつずつに思いをめぐらせて確かめてゆくけれど、どれも思い当たらない。 このまま家に帰ったとしても、なにをしよう。 Netflixでイッキ見したいようなドラマも最近見つけられていない。 17時1

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わたしたちの「篠宮くん」

篠宮くんが私の目の前に現れたとき───正確にいうと、私に対面するために7メートルほど向こうから近づいてきた彼が私の視界の端に入ってきたとき、私は咄嗟にそれまで「残りの人生もうどうでもいいや、見えてれば」と自暴自棄に掛けていたブルーライトカットの不穏な色付きメガネをばさりと放り捨てた。 そして、「はじめまして」と挨拶を交わした。にこやかに。感じ良く。 あのとき、私は裸眼で彼の顔はぼやけて全く見えていなかったのだけれど、私にはわかった。 パソコンやスマートフォンから発され眼

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