適齢期って言われると　⑤

いつ電話番号とかメールアドレスの交換をしていたんだろう。

システム部の人との親睦を図ろうと飲み会を開くために聞いたのかな。

私は空回りしつつも、Kさんにどんどんとのめり込んでいくのです。

二人で会いたい

私はどちらかと言えば、好きになりやすいタイプ。

熱しやすく冷めやすいタイプかな。

本当に熱しやすい。笑っちゃうくらいにね。

好きになってしまうと、猪突猛進に周りをみずに進んで、進んで、進み続けて…

「Kさんって休みの日とか、何してるの？」とかベタな質問をメールでしてみたり。

今となっては笑っちゃう感じなんだけど、乙女っぽくKさんにアプローチをし続けていたんです。

そうしたら、なんと！

デートの約束を取り付けまして。ラッキー！ヤッター！

もう舞い上がっちゃっている自分がいました。

心の中は

デート当日、Kさんと一緒に相模湖に紅葉狩りでドライブです。

朝、深緑のレジェンド（Ｈｏｎｄａ）に乗って現れたKさん。

まだ若い（26歳くらい？）のにオヤジっぽい車乗ってるな…と思いつつも、仕事以外で会えることに嬉しくて。

Kさんとしては、デートとは思っていなかったと思います。きっとね。

でも私がデートにしてしまっていました。

会社の人の話で盛り上がっていたら、突然にその時はやってきました。

「俺、実は入社一年目の時から、あのAさんのことが好きでさ。」

Aさんとは、システム部のミーティングでいつも参加していただいているシステム部の女性です。

年齢は私と同じ。Kさんとも同じ。

Kさんは入社した時からシステム部で、このAさんと一緒に仕事をしてきたみたいで。

確かに、Aさんは、かわいい。

女から見てもかわいい。小さくて、ほわっとしていて、女子っていう感じだもん。

男性なら、こういう女性のこと、かわいくて好きなんだろうなと。

そうか、Kさん、Aさんのことが好きなんだ…

「ずっと好きなんだけど、俺、フラれちゃってさあ。Aさん、彼氏いるんだよね。」

ということは、KさんはAさんに想いを寄せていて（現在形かは定かではないけど）、告白してたんだ。

今も好きなのだろうか。

そのことばかりが気になり過ぎて、その話を聞いてからはデートに集中できずにいる私がいました。

次回は…

私の気持ちを伝えるべきなのか、どうなのか。

でも顔に出てるよね。ねえ。わかるよね？と思いながらも、Kさんへの想いは募るばかり。

ドライブデートの後の私はどうするのでしょうか。

では、また～！