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振り返ってみる

21年間をダイジェストで語るなんて無茶かもしれない。

けれど、私は過去をあまり語ることが無い。

過去を思い出すのが怖い。

それだけ辛い思い出がたくさんある。

もちろん全ては書くことができない。

ここで深く話を掘ることもしたくない。

それでも、書くことを決めた。


小学生

スクールカーストというものが存在していた。

しかし、その同じ段にいる人同士でもいじめ合いが行われる。

誰かが常に虐められていた。

もちろん、虐められることだってある。

だけど、大切な友達を傷付けることのほうが苦しかった。



中学生

学区外の学校に通うことを決めた。

志望理由の記述欄にはたくさんの嘘を並べた。

我ながらよくやった。

審査は通り、学区外の学校に通った。

入学する中学に友達なんていない。

1人で部活見学や朝礼に向かっていた。

でも、気づけば周りにたくさんの友達がいた。

中学生活、一言でいうと『新鮮』だった。

自分がやりたいことをやってもいじめの標的になることはない。

人前に出る仕事もたくさんした。

その時々で壁にぶつかることもあった。

それでも、自由でいられることが幸せだと毎日を過ごした。

高校生

行きたい高校は見つからなかった。

多くの入学説明会に行っても心が惹かれることがなかった。

最寄り駅から一本で行けて、駅から近くて、そこそこの偏差値の公立高校。

これが私の高校を選ぶ基準だった。

入学してわかった。

そこには「自由」なんてない。

先生が規則を強要する。

生徒の声を反映しようと同じ目線で考えてくれる先生はどこにもいなかった。

先生全員が自分の地位や名誉の為に生徒が間違いを犯さないように見張っているようにしか見えなかった。

誰も話を聞こうとはしてくれない。

少しでも反対意見を述べようものなら制圧してくる。

生きているのが辛くなった。

学校が嫌になった。

私の席は空席であることがしばしばあった。

朝起き上がれないぐらいの吐き気、動くモノ(人、テレビ、電車、携帯)を見るものなら目眩と吐き気で動けなくなった。

酷い怠さと頭痛に襲われる時もある。

この時期を境に私は大量の薬を持ち歩くのが日常となった。

大学生

志望する学科がある関東の大学の全てに足を運んだ。

もう、学校選びを失敗したくない。

本当に行きたいと思う大学に進学したかった。

学校名や学力よりももっと大切なものを探した。

2校だけあった。

私はその2校以外は受験しないと決めた。

入学して早々カナダに留学に行った。

世界を見たかった。

建前社会、年功序列そんなのいらないと。

誰にも束縛されない『自由』を求めた。

カナダに留学後、国際的な団体に所属し学生学会に参加したり、日本でホストファミリーになったり、フィリピンに留学もした。

世界中に友達ができた!

私の世界が変わった!!

夢ができた!






そして今がある。

忙しいって言い訳なのかって言われたら私はそうは思わない。
その時にやりたいことを優先したい。
その優先順位が人とは違うかもしれない。
でも、私の止まっていた日々を私は少しずつ取り返しに歩いている最中なの。
時には急ぐこともあるし、足踏みすることもある。
それでも私は必ず止まってしまった日々を少しずつ同年代の人たちが歩んでいる位置まで近づきたい。
どんなに苦しくても「楽しむ心」だけは忘れないように歩いていく。
もし、その時周りにたくさんの友達がいてくれたら最高に楽しい[旅]になるんだろうな。