starの歌詞を考える

こんばんは、ぴろうです。

ずっとこれを書きたかった。

ようやく金曜日の仕事も終えて、一息つけちゃったりして、ハイボールを飲んじゃったりして、色々落ち着いたのでここで投稿。

今回もまたmeg rockの曲から

star という曲の歌詞を考えてみて、好き勝手に感想を書きたいと思います。

すげーいい曲。最高。meg rock 節がすごいの。

ポイントは2つ、meg rock節とあと一つは個人的にすごい好きなテイストで、”切ない歌詞なのにメロディーが明るい(主観)”という点。

例えばジュディマリのOver Driveみたいな、ああいうの!

ぜひ聴いて欲しい。音源化してほしい…meg rockに届け…

本文に入る前にいったん、全歌詞。一旦聴いてから戻ってきてほしい。

歌詞

1. Aメロ~Bメロ

2. サビ

3. Aメロ~Bメロ

4. サビ

5. 大サビ

6. 最後に

それでは少しお付き合いください。


1. Aメロ~Bメロ

歌詞 (3)

歌詞からも、なにかこう追いかけてるようなそういう導入から始まります。


2. サビ

歌詞 (2)

メロディーがめちゃくちゃいい… かわいさが炸裂してる。聴いて欲しい。

流れ星に願った想いというのは、Aメロの頭で出てきた

”まだ誰にも遠慮とかしなくて良かったあの頃に一瞬だけどうか戻らせて”

という事で、意外と自分もこの曲結構聴いてたはずなんだけど、改めて意識してみると冒頭のあの儚い想いこそがそれなのかと。

そしてその想いは叶わないんだと、

”誰よりもこんな側にいて…”叶わないんだと。

誰よりもこんなに側にいるのに… というニュアンスに解釈したけど、

それを”誰よりも こんな側にいて”の歌詞と歌声でわからせる、圧倒的な強さ。日本語的にちょっと聞きなれないというか、普通なら誰よりもこんな側にいるのに、って言っちゃいそうなものなんだけども。

きっと叶わないんだってのを先に言うことで、

”誰よりも こんな側にいて”のエモさが倍になってる。

そして問題はここからなんすわ…この後の歌詞が凄すぎるんすわ…


同じ空の同じ星座で、変わらない距離のまま

”始まらない 2人は永遠に きっとずっと 終わらない”


まさにこの曲のキラーワード。

star という曲、流れ星という言葉に絡めて、同じ空の同じ星座で変わらない距離のまま。交わることのない関係を表現するのにオシャレすぎません…?こんな表現いままでの日本詞であった?

サビの内容全てを受けて、誰よりも側にいるのにこの想いは叶わないという事を”始まらない”と表現し、始まらないという事は”終わらない”までもっていく組み立て方。切ないはずなのに前向きな表現、歌声の綺麗さ、かわいさ。なんなの一体。凄すぎるでしょ。はい好き。


3. Aメロ~Bメロ

歌詞 (4)

ここは自分の描写がメイン。”ちょっとびっくりした”など、口語的で主人公に気持ちが自然と寄っていく気がする。

ここで、自分が想うその人にはその人で、大好きな別の人が居ることが判明。1番Aメロの、誰にも遠慮とかしなくて良かった~って所に戻ってきた。その人に気を遣っちゃうから、こうなんていうか、もどかしかったんだろうなあ。

もしあたしならそんな顔はさせないのに…って言ったことで、また次のサビの良さが引き立つんすわ…サビは叶わない事を歌っているから…


4. サビ

歌詞 (5)

きました、meg rock節

歌詞のマイナーチェンジ、これがめちゃくちゃ良い。

結構meg rockの他曲の歌詞を見ててもマイナーチェンジする場面が非常に多いと感じる。しかもそのどれも秀逸で、たまらん。

同じメロディーで違う歌詞というよりは少し文字ってニュアンスを変える、というやつ。

1番 ”きっと今日もね 叶わないんだ 誰よりも こんな側にいて”

から、

2番 ”きっと今日もね 叶わないけど 誰よりも 君の側にいる”

1番より前向きな感じがする。やっぱりこれは、Bメロのそんな顔はさせないのにって所も少し意識してしまうような歌詞の流れに聴こえる。

ところで、今日もね ねってかわいいよね!ね

この後はそれぞれが片想いをしていて、流れてゆく~の部分は

文字通りの涙と、自分が願った想いを、流れ星になぞって闇の中の涙としたのかなあと思う。うまい。きっと気付かない…

1番よりも切なさを増して大サビへ…


5. 大サビ

歌詞 (6)

いよいよ大サビ。

見ていくと、1番のサビに肉付けされた印象がある。

これも言ってみればマイナーチェンジ、meg rock 節…

流れ星にそっと願った→全ての流れ星に願った

始まらない2人は永遠に→ねぇいつまでも始まらない2人は

って感じ。

なんだろう、曲を通して思ったけど、日本語の差し込み方が上手すぎる。

小節に食って歌詞が入ったり、また同じ小節内に単純に語数が多くなったりと、”もう1つだけ あと1つだけ”という歌詞からも、こうなんというか焦りとはまた違うんだけど、流星群が終わってしまうのを惜しむような、そんな意図を感じる。想いを成就させるために、流れ星に願いたいんだけど終わってしまう。

そしてやっぱ最後は

”ねぇいつまでも 始まらない2人は きっとずっと 終わらない”

このワード強すぎる…そこまでは駆け足の歌詞なんだけど(語数的にも、歌い方も)、”きっとずっと 終わらない”はしっかりと歌い切る。

始まらないことを嘆くっていうよりは、終わらないことに安心している印象を受けた。


6. 最後に

はじめに大好きポイントで言ったように、切ないはずなのに前向きな、明るいメロディ(あくまで主観)。

やっぱり

”始まらない 2人は永遠に きっとずっと 終わらない”

この歌詞がこの曲のテイストを最高にしてくれてる。と感じる。

こんな片想いの名曲、全世界探してもあるんかい…?と思わせるほどに素晴らしい。もう大好き。

高校生の頃の自分が聴いてたら、なんて言ったんだろうなあ…

そんなこんなで、今回はここまで。

ここまで見てくれたもの好きさんは、絶対star を聴いてみてください。

片想いの人を思い浮かべながらってのも乙かもしれません。

それではまた。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?