見出し画像

3・29、または一年間を打ち上げる

 3月29日(水)
 ちょっとゆっくりの朝。右肩に憂鬱をまとわりつかせて、ミスターD。チュロス美味しいです。コーヒーではなく、お供はロイヤルミルクティー。食べながら少し読書。noteで日記を書く。こうやって、この特別な期間を毎日綴るのもあとわずか。立派な日々は過ごせなかったけれど、間違いなく財産というか、今後の自分に必要だった日々になるはず。未来が、過去をつくるのだ。

 書き終えて後、腰を据えて読書、と思ったが、隣に大学生男子3人組。べつだん品がない集団ということはまったくないが、にぎやかなおしゃべりの隣では、今日はどうにも集中が続かない。少し物語を進めて、本を閉じる。退店。

 タイムフリーでボンカタ聴きながらドラッグストアへ。僥倖、ヤクルト1000発見! ノーマルヤクルトも一緒に買う。お昼どきだがあまり腹が減っていない。どうしようかなぁと逡巡していたら、店内に手ごろな春のお弁当が売っていたのでそれを所望せん。ボンカタは、「コーナーのコーナー」がないという珍しい回だった。それを感じさせない自然な二人のトーク。

 めちゃくちゃ良い天気なので、昼からだが洗濯。お弁当を頂きながら。爪を切ったり身だしなみを整えたりした後、しっかりごろごろ。何もしない。ただラジオのみ流れる。温めたアイピローなんて、なんぼあってもいい。一寸、肩まで湯に浸かろうかとも過ぎったが、結局やらなかった。銭湯を生活に取り入れてもいいかもしれない。

 そろそろ夜の入り口。出発して向かうは、一年お世話になった、もとい一緒に戦った学年のみんなとの飲み会。いちばんに到着して、みんなを待つ。全員集結し、ともあれ一年が終わった、しかしすぐに始まる新年度、とはいえ束の間の羽を伸ばせるこんなひと時を飲んで食う。聞きたいこと喋りたいことが無限にある。聞けば聞くほど、本当に異常な一年だったのだと何度目かの再確認。苦みを伴っても笑って話せているのが良かったし、だからこそ厄介だ、とも思った。それでも楽しい夜だった。

 ほろ酔いで帰宅。今日はシャワーで済ませる。間違いなく薬をのみ、アイピロー。布団。気温とか、空気とか、ちょうどいいなぁと思いながらすーと眠る。きっと、歯ぎしりぎしり。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?