TMR編集室日誌22.05.28|CHICHIBU、文脈とご縁
笹久保伸さんの「CHICHIBU」LPが再発された。2021年のオリジナル盤発売の際は気づけば売り切れていたけど、今回はなんとかディスクユニオンさんで買うことができました。
先日、出演した小田原FM「象の小規模なラジオ」でリクエストさせてもらった「アロルキスネ、2月の歌」という大好きな曲をLPで聴けるのが嬉しい。笹久保さんご自身も、LPというフォーマットで聴いてほしいと仰っている。リスナーとしては、やはり作品をつくった人の意図する形で経験したいものなのです。
「CHICHIBU」というタイトルながら、ゲスト参加しているミュージシャンたちはブラジルから5名、アメリカから1名、日本から1名というのも面白い。友人は笹久保さんの制作やリリースのスタンスを「文脈のない感じ」と評していたけど、まさにそう。何事も文脈ありきに慣れてしまった僕たちにとって、笹久保さんの芸術家らしい活動ぶりはとても刺激的。眺めているだけで楽しい。
そんな笹久保さんに 6/11「お寺の音楽会」という、また一見文脈になさそうな演奏会場に出ていただくことをとても楽しみにしています。
「CHICHIBU」にも参加している marucoporoporo さんのゲスト出演や、東京の神谷町のお寺に秩父のお坊さん達に来ていただくなど、とっても面白くなりそうな要素・不可思議なご縁を織り交ぜています。
新作「Venus Penguin」のリリースツアーでもあるので、この素晴らしい作品からの楽曲も演奏されることでしょう。
様々な文脈の溶け合う夕暮れ時のお寺の本堂で、みんなで久々のいい時間を一緒に過ごせたら嬉しい。
※ Peatixにてご予約受付中です!
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