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音巡りノート

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お経、鐘や周囲の自然環境などが織りなす「お寺の音風景」を録音・収集するプロジェクト「音の巡礼」2020年9月〜2022年10月までの活動記録。
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#お寺

TMR編集室日誌22.05.28|CHICHIBU、文脈とご縁

笹久保伸さんの「CHICHIBU」LPが再発された。2021年のオリジナル盤発売の際は気づけば売り切れていたけど、今回はなんとかディスクユニオンさんで買うことができました。 先日、出演した小田原FM「象の小規模なラジオ」でリクエストさせてもらった「アロルキスネ、2月の歌」という大好きな曲をLPで聴けるのが嬉しい。笹久保さんご自身も、LPというフォーマットで聴いてほしいと仰っている。リスナーとしては、やはり作品をつくった人の意図する形で経験したいものなのです。 「CHICH

TMR編集室より|22.05.19 誰そ彼の支度 in 秩父

2003年より東京・神谷町 光明寺で開催している「お寺の音楽会 誰そ彼」を4年ぶりにやることになりました。回を重ねること33回目。 今回ご出演のギタリスト・笹久保 伸さんは、埼玉・秩父を拠点とするアーティスト。秩父に根ざした作品創作や、芸術活動を行なっていらっしゃるので、今回の誰そ彼は秩父のお坊さんにもお声がけしました。 DJをつとめてくださるのは、秩父市 曹洞宗 宝蔵寺住職の野村圭秀さん。 野村さんは寺社フェスDJとして多くのお寺イベントに出演しており、意外にも誰そ彼

TMR編集室より| 22.05.05 僧侶たちのフィールド・レコーディング

5/1〜2にかけて山梨へ出張していました。甲府駅で出迎えてくれたのは、Temple Morning Radioの第1回ゲストだった横山瑞法さん。 法源寺の宿坊計画 瑞法さんは、住職をつとめる南アルプス市にある法源寺から徒歩2分の空き家を活用して、宿坊をつくる計画を進めています。改修中の家屋を見学させてもらいました。 丁寧にこだわって作られた家屋だということがよくわかり、すごく大切に暮らしていらっしゃたんだなあと感じられます。 ここに若い人たちの感性で内外装などをリノベー

聖地の音を録りにいこう!音の巡礼のススメ 〜身延山の場合〜(後編)

音の巡礼 管理人の遠藤卓也です。 2/17(水)・2/24(水)・3/3(水)の3日間に渡って開催予定のオンライン講座「音の巡礼 山の巡礼 - 身延山編 -」で使用する音素材の録音のために、身延山へ行ってきました。 ひとり聖地に赴き、音を採集するのはまさに「音の巡礼っぽいなあ!」なんて思いながら行ってきたのですが、フィールドレコーダーを携えたひとり旅が予想以上に楽しくて、読者の皆さんにもお勧めします! ※ この記事は 後編 です。前編はこちら。 宿坊の朝は早い朝4:45の

聖地の音を録りにいこう!音の巡礼のススメ 〜身延山の場合〜(前編)

音の巡礼 管理人の遠藤卓也です。 2/17(水)・2/24(水)・3/3(水)の3日間に渡って開催予定のオンライン講座「音の巡礼 山の巡礼 - 身延山編 -」で使用する音素材の録音のために、身延山へ行ってきました。 ひとり聖地に赴き、音を採集するのはまさに「音の巡礼っぽいなあ!」なんて思いながら行ってきたのですが、フィールドレコーダーを携えたひとり旅が予想以上に楽しくて、読者の皆さんにもお勧めします! 準備したものこれまでフィールド録音なんてしたことがなかったのですが、友人

オンライン連続講座「音の巡礼 山の巡礼 〜身延山編〜」開催のおしらせ

「音の巡礼」はじめてのオンライン連続講座を開催します! 「音の巡礼」では、お経をはじめとする「音」を手がかりとして、あたらしい巡礼の形を提案したいと考えています。今回の講座は宗教的聖地と言える「お山」をテーマに、耳をつかってヴァーチャルな巡礼の旅へと出かける試み。その名も「音の巡礼 山の巡礼」です。 第一弾は「身延山編」として、山梨県にある日蓮聖人の聖地・身延山に精通するお坊さんたちにガイドをしていただきます。 講座概要サンガ×音の巡礼 共同企画 “感じる仏教” シリー