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イーネオヤのコツつぶやき

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2021年7月の記事一覧

ループを編む時に、高さを出すために針を差し込んだり指で糸を押さえたりする必要はない。そうしなければ出来ないのは、基礎のキのオヤ結びができてへんからやで。出したい高さで手首を動かす。これだけでループは編めるし高さも揃う。全ては基礎のキのオヤ結びができてるかどうか。

基本の山の辺を整えるには、渡糸の長さの調整が必要。が、渡糸の長さを意識して編むのは難しいから、次の段に上がった時の最初の結び目をどの位置に編むかを決め打ちする。下の段の山、ループの頂点に必ず結ぶようにすれば、勝手に渡糸は一定になる。

ただ編みたいモチーフだけを編んでるだけでは上達せえへん。上手に編めるようになる為には、正しいオヤ結びになる糸の動きを知ること、編み方を手続き記憶として身体で覚えることが大事やで。できてへんうちにただ量産するのは、ゴミを増やすことと自分は思ってる。

山を編む時に「左に糸を傾けて引く」というコツがあるけど、自分の感覚では、前に編んだ結び目に引っかからんように乗り越える為に一瞬左に傾けて、あとは編み地を持ってる方の手首を自分に引き寄せる、がいっちゃん楽で整う。可動域的に左側に引き続けて結ぶのは無理くりやし、目が揃いにくい。

オヤ結びを引き締める方向は編み地に垂直に。は、スカーフの縁かがりや減目の時にのみ有効。増目の時は、あるべき方向に引き締める。