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【夢幻杯3位】新環境のロストヌメルゴンについて徹底考察!ロスヌメの赤本!(一部有料)

割引あり

どうも!
ヌメルゴンでお馴染みのピラフです。

まずは、このnoteを見ていただいてありがとうございます!

簡単に自己紹介をさせていただきますと、都内でポケモンカードで遊んでおり、「きんぱつLab.」に所属しております。

そして最近は「ちーむげきりん」にも加入させていただきました!

また、過去に2つnoteを書いており、どちらも「ロストヌメルゴン」の記事となっております!笑

ヌメルゴン専門noteの人になります。

と言うことで、今回もロストヌメルゴンの記事を書いていきたいと思います!

2024年1月26日にレギュレーションが変更となり、Eレギュレーションのカードが使用禁止になりましたが、新たにたくさんのカードが追加となり、新時代が幕を開けました。

なんと言ってもデッキに1枚しか採用できないエーススペックカードの登場は、これまでのポケモンカードとは大きく変わり、デッキに個性を持たせやすくなりました!

同じデッキであってもどのエーススペックを採用するかによって、大きく戦い方やスタイルが変わり、よりデッキ構築が楽しくなる環境になっていると思います。

さて、このようにレギュレーション変更によって、ロストヌメルゴンデッキもこれまでと大きく生まれ変わることになります。

レギュレーション変更前から、変更後までロストヌメルゴンデッキを使い続けてきた私が、今現状のロストヌメルゴンデッキを徹底考察していきます。

記事自体は有料となっておりますが、無料部分だけでも約7000字記載しており、どうしてヌメルゴンが強いのかなど詳細に記載しております。

さらに、デッキコンセプトについてや簡単な立ち回り方、戦い方なども無料分で解説しており、無料分だけでもロスヌメの赤本を目指して書いております!

気になっている方は、ぜひ最後まで読んでもらえると嬉しいです。


環境考察

まずは環境考察になります。(2月15日現在)

Tier1:リザードン

Tier2:パオジアン、アルセウスギラティナ、古代バレット、ロストバレット

Tier3:ルギア、トドロクツキ、サーフゴー、イダイナキバ、カビゴンLO

Tier4:ロストギラティナ、タケルライコ、ミライバレット、ミライドン


デッキを組む上で、Tier1、Tier2デッキには有利をつける、もしくは不利だとしても、きちんとした勝ち筋があるデッキを握る必要があります。
(ただ楽しむだけであれば、そんなこと全く考える必要はありません!)

そんな中、Tier4の中にも入っていないヌメルゴンが、このTier上位デッキに勝てるのかと言う点が争点となってきます。

結論、ロストヌメルゴンはTier上位デッキに対してかなり善戦できると考えております。

少し詳細に記載すると、LO関連のデッキや、ロストバレット意外は五分以上の戦績で戦うことができると思っています!

さて、次の章では環境上位と戦えることの証明となるような、ロストヌメルゴンの強い点や、類似デッキとの違い、デッキコンセプトについて解説していきます。


直近の成績

レギュレーションが変更されて3週間程度しか立っておらず、自主大会もあまり出られていない状況ですが、2月4日(日)に開催されましたFLOWカップでは、チーム戦績7−1、個人成績6−2でベスト8を取ることができました。


また、2月10日(土)に開催されました夢幻杯で個人6-2、チーム6-2で3位に入賞することができました!


また、3月16日に開催されたブックオフ主催のトレカフェス(参加者478人)にて個人成績7−2でベスト16に入賞することができました。

こちらのデッキはテツノカイナexを搭載した型になっており、最近かなり強い動きができるデッキになっております!


公式大会で結果を残せている訳ではありませんが、ある程度新環境でロストヌメルゴンが戦えることが証明できているのではと思います!

今後も大会の結果が残せましたら更新させていただきます。


ロストヌメルゴンの強い点

ロストヌメルゴンデッキのどこが強いのか?
なぜこのデッキを使うのか?

強い点や弱い点をまとめさせていただきます。

まずは「ヌメルゴン」の強い点です。

  • アイアンローリングによる受けるダメージ「−80」によって、大ダメージの攻撃を耐えることができる(実質耐久350!?)

  • 最強の特性「モイストスター」でHPを全回復できる

  • ダメージ軽減が「−80」のため、中打点相手には圧倒的な盤面維持性能を誇る

逆に弱い点については

  • 今のタネのポケモンexを倒しきれない200打点

  • エネの要求が水エネルギーと鋼エネルギーの2種類必要

  • ベンチに下がると「−80」の効果が消えてしまう

上記特徴から、ロストとヌメルゴンの組み合わせの強い点を簡単に3点解説させていただきます!

手札干渉に強くなる!

盤面維持力の高いヌメルゴンが完成することで、ロストデッキのデメリットとなる手札干渉に強くなります。

ロストデッキは手札干渉によって、ミラージュゲートやトドロクツキexのような強い技を打つために必要な札が揃わずに苦しむという場面が多くありますが、ヌメルゴンVstarが盤面にいれば、倒されない限り常に安定して200ダメージの技を打ち続けることができます。

そもそもロストデッキは新弾で「緊急ボード」を手にいれ、手札干渉に少し強くなリマした!

ヌメルゴンがいることでさらに手札干渉に強く戦うことができます。

帰ってきたキュワワー専用の風船🎈


エネルギーの色の相性がいい!

ドラゴンタイプのポケモン全般に言えますが、技を打つためのエネルギーが2色必要なことがほとんどで、ヌメルゴンVstarの場合は水エネルギーと鋼エネルギーが必要となります。

ですが、ロストギミックであれば、ミラージュゲートで異なるエネルギーを2枚つけることができるので、2色必要なヌメルゴンには非常に相性がいいです。

さらに、必要なエネルギーが水エネルギーというのが大きく、かがやくゲッコウガを採用するロストには、デッキ枠を圧迫することなく採用することができます。

ヌメルゴンを採用することで、げっこうしゅりけんを諦める必要がありません。

また、鋼エネルギーについては、非ルール最強のザマゼンタを採用することができます。

耐久160、打点220で非ルールとは思えない超高性能!

このポケモンの採用によって、青天井の火力を出せるデッキなど、ヌメルゴンが出しづらい相手にも、高いダメージを出して戦っていくことができるので、補完関係が素晴らしく思います!

いつの時代もザマゼンタは最強です!!

例:パオジアンexなどHP220ポケモンをワンパンできる、おとぼけスピットと合わせて330ダメージでリザードンを倒せるなど、、、


物足りないダメージをロストマインが解決!

ヌメルゴンVstarの技「アイアンローリング」の打点が200ダメージと少ないことで、よく見るHP220のexタネポケモンなどを取りきれないことがあります。

いくら耐久が高いからといって、こちらも相手のポケモンが倒せなければ、本末転倒になりかねません。

しかし、ロストギミックであれば、ヤミラミのロストマインなどで取り逃したポケモンを一気に取ったり、おとぼけスピットと合わせて高いダメージを実現したりなど、多種多様な戦い方が可能となり、ヌメルゴンのデメリットを補うことができます!

このように、ロストギミックとヌメルゴンの組み合わせはお互いの良さを最大限引き出せる最高のパートナーといっても過言ではありません。

さて、ここで環境でよく見る他の類似デッキとの比較をしてみようと思います。


ロストバレットとロストヌメルゴンの違い

類似したデッキにかがやくゲッコウガとトドロクツキexが入った型のロストバレットがあり、かなり強いデッキになっております。

こちらのデッキとの違い(差別化)がなければわざわざヌメルゴンを入れる必要はないので、どんなところが違うのかを考察していこうと思います。


HP130以上の非ルールポケモンに強い

基本的にロストバレットというデッキは非ルールのウッウやヤミラミで戦いつつ、トドロクツキexやライコウV、テツノカイナexなどのポケモンを組み合わせて器用にサイドを取っていくデッキです!

そんなロストバレットの非ルールポケモンの打点としては、おとぼけスピット110ダメージ、ロストマイン120ダメージ(12個のダメカン)となります。
※かがやくゲッコウガのしゅりけん90×2や、かがやくリザードンのかえんばく250ダメージもあります。

そのため、ゲッコウガ型のロストの場合、HP130以上のポケモンは非ルールポケモンで1撃で倒すことができません。

ライコウVなどで倒すことはできますが、返しにすぐに倒されてサイドを2枚取られてしまうため、あまりいい手段とは言えません。
(もちろん状況によりますが)

その点ヌメルゴンVstarであればHP130以上の非ルールポケモンをほとんどデメリットなしで倒すことができ、さらに耐久が実質350あることから、返しも倒されるリスクが非常に少なくできます。

さらに、攻撃を耐えた後は一度だけHPを全回復することもできます!

もちろん、ロストバレットもげっこうしゅりけんからロストマインなどでサイドを取っていくなど手段はあります。

しかし、ロストヌメルゴンデッキは上記のような手段も取ることができるプラスアルファでヌメルゴンで戦うこともできます!

このように、HP130以上の非ルールポケモンに対する強いルートを多く採用できる点でロストヌメルゴンデッキは強さを発揮できます。


場に残りやすく手札干渉に強い

ヌメルゴンは技アイアンローリングの効果で実質耐久350になることで場に残る可能性が非常に高いポケモンになっています。

ロストバレットの特徴としては、ウッウやヤミラミ、ゲッコウガと基本的にはバトル場のポケモンは倒されていくため、多くの場合毎ターンアタッカーを準備する必要があります。

その点で厄介なのがナンジャモやジャッジマンといった、手札干渉です。

ナニモンなんじゃ!?

手札干渉によって、場に適した強いアタッカーが準備できないなんてことはよくあります。

しかしヌメルゴンであれば、先に述べたように場に残る可能性が高いため、次のアタッカーを準備する猶予があります。

もちろんヌメルゴンが完成するまでに手札干渉を受けることはありますが、その際にはまだまだ自分のサイドは残っており、ナンジャモを打たれても5枚〜6枚カードを引けるため、復帰は比較的簡単です。

このように、一度ヌメルゴンが起動すれば毎ターンアタッカーを用意する必要がないため、手札干渉に多少耐性があります!

そもそも緊急ボードの登場でロストデッキ全体で手札干渉の体制が上がっているのも大きいですね!


ザマゼンタが採用できる!さらに後ろで育成できる!

このデッキの一番強いんじゃないか?と思う点がザマゼンタを採用できる点です!

ヌメルゴンちゃうんかい!!って感じですが笑

何度も紹介して恐縮ですが、非ルールで最大220ダメージを出せるのは破格です!

尚且つヌメルゴンのために採用している鋼エネルギーを流用するので、そこまで難易度高くなく技を打つこともできます!

そして、本当に強いと思う点は、

ヌメルゴンが戦っている間に後ろでザマゼンタを育成できることです!

ヌメルゴンは先にも申したように場に残る可能性が非常に高いポケモンのため、アタッカーを毎ターン急ぎ用意する必要がありません。

そのため、その特徴を生かし、ヌメルゴンが前で戦っている間に手張り権を使ってザマゼンタを育成しておくことで、倒された後も高いダメージを保証できます。

たとえ、後ろで育成されているザマゼンタが倒されたところで、ヌメルゴンは次のターンも技を打てます!

さらに、手張りで育てたザマゼンタなので、ミラージュゲートを温存できていることから、釣竿で戻して、再び育成することが可能です!

このように、エネルギーの色以外にもとにかく相性がよく、ヌメルゴンとザマゼンタは相思相愛な関係なのです!!


アルセウスヌメルゴンとロストヌメルゴンの違い

次にアルセウスと組ませた、アルセウス型のヌメルゴンデッキとの比較をしていきます。


ロストギミックで器用な動きが可能!

何よりの強みはおとぼけスピットやロストマイン、そしてげっこうしゅりけんを打てる点が大きな利点になります!

ロストバレットが強いと言われている中で、ヌメルゴンで戦いながら、その強い特徴も最大限使って戦うことができます!

アルセウス型であれば、アイアンローリング200ダメージという少し物足りない火力を再びアイアンローリングなどを打つことでしか倒すことができません。

しかし、ロストであれば、アイアンローリングで残り80にしたポケモンに対して、ロストマインやげっこうしゅりけんなど、非ルールポケモンでサイドを進めることができます!

手裏剣で4枚取りなんてことも!?

このように器用な動きが可能なことが、1つ目の大きなメリットになります!


モイストスターが打てる!

何を当たり前のことを!!

と思われるかもですが、アルセウス型の場合は最強特性「スターバース」があります!

ダブルターボエネルギーなどを引けない場合や動けない場合はこのスターバースで動けるようになるので、めちゃくちゃ強いです!

やっぱ俺最強だよね??

しかし、Vstarパワーは1試合に1回しか使えない、テラスタルのようなものです。

「スターバース」を使用した場合は「モイストスター」を使うことはできません。

ヌメルゴンの特徴を最大限に生かすには、やはり「モイストスター」による全回復をすることで、より長く場に残ることが肝要です!

モイストスターのみしか使えないことは短所のようにも思えますが、逆にモイストスターを使う権利が確実に残ることがこのデッキの強いところと言えるでしょう!


サイド2枚取られるポケモンはヌメルゴンのみ

さらにこのデッキの鬼畜なのは、サイド2枚取れるポケモンがヌメルゴンしかいないことです!

あんなに硬いヌメルゴンを突破した後に、残るサイドを非ルールポケモンを倒して取り続けないといけません!

2体目のヌメルゴンが起動することもありますが、、、

高いダメージを出せるデッキについては、サイドを2-2-2と進めて早く決着をつけたいところですが、それを許さないのがロストヌメルゴンの長所です!

やまびこホーンもない今、基本的には強い非ルールのポケモンを確実に押し付けられるのは非常に強く、ロストと相性のいいところになります!


デッキコンセプト

さて、前置きが長くなってしまいましたが、ここからロストヌメルゴンデッキを詳細に解説します!

まず、このデッキのコンセプトは

ヌメルゴンデッキ〜ロストギミックを添えて〜

となります!

以前書いたnoteでは、「ロストバレット〜ヌメルゴンを添えて」でした。

ヌメルゴンはあくまで脇役で、基本はロストバレットとして戦うというコンセプトでした!

しかし、今回はヌメルゴンが主役で、それを支えるロストギミックのような構図になります。

そのため、今回は

とにかく早くヌメルゴンを完成させること

が大切になります!

理由としては、やはりヌメルゴンに強いパーツが沢山出たことが要因です!

まずは、ミストエネルギー!

スターレクイエム?くるいえぐる?
何それ???

このエネルギーを付けていると、相手のポケモンが使う技の効果を受けなくなります。

これまでのヌメルゴンの弱点は、耐久力はあるが、強制気絶やダメカンを乗せる効果に弱かったことです。

代表的な例はギラティナVstarのスターレクイエム!

この技を打たれれば、耐久がいくら高かろうと意味がありません。

しかし、ミストエネルギーの出現によって、強制気絶されることはなくなり、名実ともに要塞になれました!

さらに、ロストマインやアイシクルソールでダメカンを乗っけられることもなくなりました。

当たりたくないデッキランキング第8位!くらい?

このように、ヌメルゴンの特徴を最大限生かせるエネルギーによって、ヌメルゴンの価値が上がりました!!


次にヒーローマントです!

からあげ2個分!?
これ実はなかよしからあげ!?

さすがエーススペック!

最大HPが100も上がる化け物仕様のポケモンのどうぐです!

さらに、付けられるポケモンに制限がありません!

そのため、もちろんヌメルゴンV、Vstarにも装備できます!

ヒーローマントをつけたヌメルゴンVstarは脅威のHP370で実質耐久は450にもなります!

ヒーローマントを付けておけば、ベンチに下げられた後に再びボスの指令などで呼ばれてもほとんどの攻撃を耐えることができ、ヌメルゴンの強みをさらに生かすことができます!!!

まさに、ヒーローヌメルゴンです!

僕のヒーローアカデミアより

このように、ヌメルゴンVstarに強いカードが沢山出てきたことから、今回のコンセプトになりました!


ここから先ではデッキレシピの紹介や各デッキパーツの解説、採用候補のパーツの紹介をしていきます。

さらに、「ロストヌメルゴンはこのように戦う!」というような基本的な戦い方の解説や、各対面の解説もさせていただいております。

  • ロストヌメルゴンデッキを使ってみたい

  • 逆にロストヌメルゴンデッキの攻略をしたい

  • レギュ変更後の新環境でしっくりくるデッキに出会えない

  • 個性的な自分だけのデッキを作りたい

など、上記に当てはまる方にはメリットがある記事になっております。

ここから先は非常に濃い内容になっておりますので、勝つためのプレイングやデッキ作りなど気になる方はぜひ続きも読んでみてください。

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