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ひょーどる半生記【英語との出会い編】高1-2 第3話「黒船到来」

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🐬英語との出会い

英語との自覚的な出会いは小学6年生のときだった。
キングダムハーツというゲームをきっかけに宇多田ヒカルにハマり、アメリカからの帰国子女である彼女の作品やルーツに触れ、英語にも自然と興味を持つようになった。

しかし、いかんせんどうしようもない片田舎だったので英語スクールなどというものは存在せず、実際に英語学習を始めたのは中学生からだ。
中学1年生の頃は最も苦手な科目で、公立中学校のクラス平均点を下回ることもあった。
文法規則もよく分からないし、何を覚えればよいのかもわからなかった。
謙遜で言っているわけではなく本当に苦手な科目で、宇多田ヒカルに申し訳が立たなかった。

ところがどっこい、中学2年生になると氷解したように英文法の基本や語彙が腑に落ち、科目別の成績も学年150人中3〜5位ほどまでに上がった。
当時はこの謎のブレイクスルーの理由がわからなかったが、今思うと、サブスク登録しながらもサボっていた「進研ゼミ」にきちんと取り組み始めたことがきっかけだったと思う。

進研ゼミの教材は、内容自体はいたってスタンダードなものだったが、有難いことに毎号必ず前号の復習教材が付属されていた。当然のように思うかもしれないが、その恩恵は侮れず、毎月復習しながら知識を定着させることができた。

進研ゼミのようなサブスク型教育サービスのコツは「つまみ食いしながら続けること」だと思う。
「選択と集中」と換言してもよい。
付属する余計な教材に手を向けず、「復習教材」と「メイン教材」に絞ってこなしていく。
さらに言えば、これらも全科目はやる必要がない。
中学3年間で都合36号前後届くのだが、そのうち全科目をまともに終わらせたのは恐らく5号分に満たない。
他は苦手科目・分野のつまみ食いに終始した。
学校の宿題や部活などを踏まえると、毎号全教材を終わらせるのは、恐らくほとんどの中学生にとって現実的でははい。

話を英語に戻そう。中学3年生の時には英検3級及び準2級を受験し、危なげなく合格した。
特に対策はしていないが、進研ゼミ自体が対策になっていたのだろう。
ちなみに初めて3級を受けたときはトイレが我慢できず、リスニングの途中で退出して1回落ちた。
当時好きだった女の子も運悪く教室にいたのだが、そんな中で「先生!トイレ!」とシャウトするのは思春期にはハードルが高いことだった。

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