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【バセドウ病】不安は薬の副作用【緊急時の対策】


こんにちは、バセドウ病の苦しみから脱出したヒーライです。



そんな不安にお答えします。

【バセドウ病の薬で怖い副作用は無顆粒球症】


✔ 治療は飲み薬から始めます

バセドウ病の治療は、飲み薬から始めます。
私はメルカゾールという薬を飲んでいましたが、多くの方がこの薬を飲むのではないでしょうか

✔ メルカゾールには、いろんな副作用がある

メルカゾールによる副作用には、かゆみ、皮疹、肝機能異常、無顆粒球症があります。

私が経験した副作用は両足のかゆみでした
就寝中にその症状が強くなり、熟睡できなくて辛かったです。3か月くらいで治まりましたが、この反応は10人に1人くらいが経験するよくある副作用だそうです。

✔ こわい副作用は無顆粒球症

メルカゾールを飲んでいて最も注意しなければならない副作用は、無顆粒球症です。

無顆粒球症とは、 血液中の顆粒球がなくなって重症感染症を起こすことです。治療が遅ければ命を失うことさえあります。

怖いことに、今でもメルカゾールで無顆粒球症になって死亡する人が、全国で年間数人いるそうです

無顆粒球症は、薬を飲み始めてから3か月以内に起こることがほとんどです。だから治療開始から2~3か月間は、2週に1回の通院が必要なんですね。


〈〈無顆粒球症とは


【無顆粒球症になったら】


無顆粒球症の症状は、のどの痛みや発熱から始まります。

メルカゾールを飲み始めて3か月以内に、のどの痛みや発熱がでたらすぐ病院に行って、顆粒球数の検査をしなければなりません。

無顆粒球症になる頻度は約0.3%と低いですが、手遅れになると命にかかわります。

検査の結果顆粒球数が少なかったら急を要します。
直ちに高度な医療設備がある病院に入院しなければなりません。


【無顆粒球症の緊急時の対策】


無顆粒球症は、いつどこで起こるかわかりません。もしのどの痛みや発熱が仕事中に起きたり、夜間や休日に起きたらどうしましょう

のどが痛いけど仕事中だから我慢しようとか、熱が出たけど日曜日だから明日まで様子をみてみようでは手遅れになるかもしれません。

だからバセドウ病の診断を受けた私たち患者は、無顆粒球症がいつ、どこで起きても対処できるように対策しておくことが重要です。


緊急時の対策は2つです。
必ず主治医に尋ねて下さいね

対策その1
 のどの痛みや発熱が、仕事中や夜間および休日に起きたとき


対策その2
救急病院での病態の説明

✅ のどの痛みや発熱が、仕事中や夜間および休日に起きたとき

夜間や休日の病院は通常業務はしていません。だからかかりつけの病院に行っても主治医が出勤しているとは限りません。ましてやクリニックは業務すらしていません。

夜中に突然発熱して近くの病院に駆け込んでも、新型コロナウイルス感染やインフルエンザと間違われ、すぐに診てもらえない可能性さえあります。

なので事前に対策しておけば、あわてることなく主治医から教えてもらった病院に行って、適切な処置をしてもらえるので安心ですよね。


✅ 救急病院での病態の説明

駆け込んだ病院先では、私たち患者の状態はわかりません。本人からの病態説明がなければ風邪だと思われ、風邪薬を渡されて帰されちゃうかもしれません。

だから救急病院先での病態の説明はとても重要です。
主治医と対策を練っといてくださいね


✔ 私の対策方法

私が主治医から教えてもらったことを紹介します。

もし休日や夜間に発熱したら
1、主治医から教えてもらった病院に電話をする。

2、現在バセドウ病の治療でメルカゾールを飲んでいることを説明する。

3、突然発熱したときは、ここの病院を受診して血液検査をするようにと主治医から言われたと話す。

4、急いで受診する。


✔ 心穏やかに過ごす


定期的に病院に通っていても無顆粒球症の予測は困難です。だから自分が無顆粒球症を発症しても落ち着いて行動できるように備えておくことは重要です。

そしてバセドウ病の発症間もない頃は、特に心穏やかに過ごすことが大切です。

穏やかに過ごすためにも、不安は少しでも取り除いておきたいですよね。


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