ゴロゴロ３ヶ月目に思い立った

コロナ自粛は、「終わったもの」と世の中が認識し始めている中、私はまだ仕事の都合で自宅にいることが多い。

自宅で何をしているかというと、携帯ゲームをするか、漫画を読むか、転がりながらネット記事を読み漁るか、ツイフェミの論争を眺めるか、しかしていない。本当に。

しかし家でゴロゴロすることに、まる３ヶ月が経過し、「何かしなくては」という焦燥感には人並みに駈られてはいる日々である。

ワイドショーでは、おしゃれな菓子を作ろう、便利な掃除グッズの紹介、オンライン英会話をやってみた、等の自身のスキルアップに繋がる「自宅での過ごし方」ばかり紹介される。

何かしなくては、何か...と頭では思うが、やりたい、と思うことがないのである。
でも何もしないと暇ではある。しかし考えるのも面倒なので、携帯をポチポチしている間に、そのうちに昼寝して気が付けば夕方...という有り様である。

こんな私にも夫がいる。
私が転がってばかりいることに腹はたたないか聞くと、「なんで？休みなんだからいいじゃん」と転がっている私を寛大な心で受け入れてくれる仏のような夫である。

そんな夫も、仕事中以外はずっと一緒に携帯ゲームに勤しんでいるから、気持ちは理解できるのだろう。

基本的に転がっている私ではあるが、テレワーク中の夫に食事を３食作ることと、掃除洗濯等の火事は最低限している。
転がっていても、そこまで罪悪感を感じない為の自己防衛でもある。

そんな私が久しぶりに、文章を書きたいと思ったのである。
私のまわりでは、高校生から大学生の頃に、猫も杓子もブログを書いていた頃があった。

私も例にもれなく、高校生から五年間程書き続けていたが、スマートフォンの普及に伴い、フリック打ちでの長文入力に慣れず、ブログを辞めてしまった。

そんな私だが、今はスマートフォンで転がりながらこの文章を打っている。
人間やればできるもん、大成長である。

特に世の中に訴えたいことも、伝えたいこともないが、とりあえず文章を書きたいと、この３ヶ月転がっていた人間が思い立ったことなので、書いてみた次第。

文章を作ることは意外と楽しく、私の性にあっている気がする。
つらつら頭の中のことを、これからたまに書いてみようかと思った2020年7月1日。