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砂糖の甘くない話(仮タイトル)1

砂糖の甘くない話(仮タイトル)1

まだ前回の添加物についての本の出版も終わってないのですが、砂糖について絞り込んだ本も出そうと考えています。

この原稿も1年前くらいに書いていたものですが、改めて読んでみたら、あれ?これってホンマに自分で書いたん?オモロイやん!
と思ったんです。

砂糖の話はかなり奥深く、添加物の本の中にも書いていますが、とても書ききれないので、別にしようと思ったんですね。

私は調味料作りも普段の料理もパンやスイーツ作りでも、砂糖を使わないようにしていますが、単純に悪者として扱っているわけではないんです。

砂糖を使わないというと、白砂糖だけだと思われがちですが、きび糖・黒糖・てん菜糖もそのままではほとんど使わない(酵素シロップとして1年以上発酵させたものにして使う)、はちみつやメープルシロップも極力使わないようにしています。

なぜ、そこまで徹底して糖類を使わないようにしているのか、いつもは簡単に説明していますが、ちゃんと知ってもらうのも大事なのではと思い、文章にしてしっかりと伝えようと考えたのです。

まずは、さわりの部分を公開します。

まだこれから修正や追加、構成の変化などはあると思いますが、読んでみてください。




1.砂糖について


 

みなさん砂糖についてはどのように考えていますか?

・身体に悪い

・脳を働かせるエネルギー源

・肥満や虫歯の原因

・糖尿病の原因

・ブドウ糖がないと生きていけない

などなど、良い悪いの両面のイメージを持っているのではないでしょうか?

どちらも正しくて、どちらも正確には理解されていないと言えます。

 

マクロビやヴィーガンなどの知識のある方は、白砂糖が良くない!でも甜菜糖や黒糖は身体に良い。とも思われてるかもしれません・・・

 

ですが、砂糖(黒糖・甜菜糖・粗糖含む)、人工甘味料、はちみつ、アガベシロップ、ココナッツシュガー、メープルシロップなどなど全て同じ仲間ですので、糖の種類にかかわらず、摂り過ぎは良くないと言えます。




血糖値スパイク



では、何が良くないのかと言いますと、糖分を摂りますと、血液中の糖濃度が上がり、血糖値が上昇します。

血糖値が上がりますと、その糖を分解して吸収するためにインスリンが分泌されます。インスリンで処理されますと、血糖値が下がります。そうして血糖値が下がり過ぎると生命活動に支障をきたすために、脳から「糖分を摂りなさい」と指令がでます。そこで「空腹感」を感じて、また糖分を摂取することになります。

これは当たり前のこと、と思っていませんか?

もちろん人間の身体の機能として備わっているものですので、正常な身体の働きです。

ですが、この血糖値の上がり下がりが急激になることで現代人の病気をもたらしているのです。

「血糖値スパイク」という血糖値の急上昇と急下降を繰り返すことで、精神的な不安定とイライラを引き起こし、血管内も傷付けてしまいます。その血管内の傷が炎症を起こすことで糖尿病の原因にもなります。

 

この血糖値スパイクの波の幅を小さくすることで精神的な安定を図ることができますので、血糖値が上がりにくい食事をすること、糖分の過剰摂取をやめることが、身体全体を健康に保つことに繋がるのです。


つづく

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