Alien Mind Cafe #4
はんは50歳ちかくの年齢で定職をもたず、今はフードデリバリーのWoltや新世界市場のお手伝いで生計をたてている
お手伝いとは、肉屋で1時間だけの皿洗い時給950円、その他コロッケなどの現物支給
米と豆の問屋の配達、一日15分だけとかなりニッチなお手伝いをしている
Woltの配達中に出会えば、堺筋本町から西成近辺までをオレのナワバリだと言っているらしい
「なぜUber Eatsにしない?」と聞いたところ
「Uber Eatsはダサいとの事」
その差異は分からないが素直に腹がつ
友人のゲストハウスのドミトリーに滞在して2年が経過する
そんな感じなのだがなぜかはんはポップなのである
奇妙なポップさが成熟した道を刻んでいる友人達から愛されていた
少しずつAlien Mind Cafeが進まなくなっていた
わたしと日下さんは別件で忙しくてピカスペースに居れなかった
そんな時「はるきくーん だいちゃんから仕事が入ったよー」と息をはずませて飛んできた
だいちゃんとはこれまた大阪にきてすぐに友人になったシティボーイである
庭師の上位互換とも言える「空師」と言う職業をしていて大阪にきて間もない時に、わたしたちに仕事を工面してくれた。
はんと3人でトラックで現場に向かう道中や、昼ご飯に色々な議題をあげて論争しあって楽しかった記憶しかない。
3人で話し合うと議題から大きく外れてしまうも着地する地点が素晴らしくて、いつも喋りまくっていた
チェーンソーを握らせたら日本で1、2を争う技術力の高さと、個の高みに至った「もののふ」
完璧な武人がだいちゃんである。
わたしは本業が忙しくなってきた為、空師の手伝いから退いたがはんは今でもたまに仕事を工面してもらっていた。
そのタイミングがAlien Mind Cafeの時期に重なった。
これは吉兆だなとわたしは確信した。
また一つ大阪の漂流物がAlien Mind Cafeの中に流れ溶け出していった。
続く
※Alien Mind Cafe試聴方法
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