ある日の会話の続き、広げる妄想

それが現実

ー-ー-ー

「性欲あるって言ってたけど、
そういう経験は?」

ない

「興味は?」

あるよ

「あった、よかった
そういうのはまったく否定なのかと思ってたから」

ー-ー-ー

そんな人いるの?

そうか

私はね、そんな人いないって知ってたけど

私のことをそんな人だと思ってた人からすると、それはわからないことだったんだね
そうか、そうなんだね、そうだよね

⭐︎

このいかれた社会を生き抜く上で、そんな人のように振る舞った方がまだマシだなって感じるような環境に身を置いているとさ、自分をそういう人に変形していくんだろね

自分でも本当の自分を忘れちゃって、本当にそういう人になっていっちゃうんだろうな

私はそうなってないし
性欲を否定できる人はいないよ
ただそういう人を演じなければ生きていけなくされていた人々がそういう人に変形させられてしまっているだけだと思うよ、
そして、尚且つ、その変形させられた状態で、その事実を否定しているのにもかかわらず、なぜにかどうして誰かの親を務めさせられている悪夢から、醒めたいね

⭐︎

人々が自分の意志ではなく、操り人形としてただ動かされてるだけの生命体、

脱皮したいね

⭐︎

ー-ー-ー

「素朴な疑問なんだけど、ひかりって三大欲求あるの?」

え、あるよ

ー-ー-ー

そうか、そうだったか

お腹が空くように、眠たくなるように、君の身体を求めている、君じゃないならいらない、君の代わりはいないんだよ


選んでないんだ、選択肢なんてなかったんだよ

ー-ー-ー

行きたいところにふらっと行きたい、ひとりのひかり暮らし、明日を恐れずに今日を生きたい、戦争と虫歯と宝くじのない世界を夢想してみる。