つぶやき

そんなの頼んでねぇし


そういうことじゃないんだよ
餓鬼にはわかんないかもしれないけど
人はね、一人では生きていないんだよ
だからね、焼けるおせっかいは焼かなきゃいけないんだよね
ごめんね、悪かったね

おせっかい焼かれたくないなら
そんな状況になるなよ
君のそんな惨めな状況を見たら、つい手を貸したくなってしまったんだ、悪かった、堪えられなかった、

ぼくも気をつけるから、君も気をつけてくれたまえ



話のわからない人だね


えっと、それはどっちのセリフ?

ぼくの心の声を言ってくれたの?



おれ三大欲求で現実逃避しちゃう


現実逃避としてしたくないの
最高の現実としてしたいの
馬鹿にしないでほしいの



雲の上で踊る


そこまでその能力のレベルを上げるのは無駄だよ

かえって他の能力が低いままになっちゃうでしょ
釣り合ってないよ
馬鹿でしょ
隠してる泣き顔が辛いよ


永久脱毛するようなものだな
自ら自分に弱く弱くなるように力を加えて
誰か守ってくださいって言い出すような

ねぇ、何が無駄?


おれの存在が無駄だよね
わかってるわかってる
誰も皆したいことをするしかないね


踊らされるな、踊れ

踊らせてるつもりで、踊らされてるよ、
みんな最初から自分で踊れよ




うまくいくかわからないことはやりたくないよね
気が進まないよ

それをやれって言ってくる者たちは、一緒に成長してくれるわけでもない、

成功したら当然だねって、
失敗したら貶してくる

人々は
それぞれが切磋琢磨し合う仲ではなく、
できることは搾取し合って、できないことは貶し合う仲だから
どうしてもぼくは嫌だったんだ




大切な人の涙を止める能力が育ってないだろ

そんなんでよく威張れるね
大したもんだ

そんで、捻くれるなよ


誰かを泣かせるための能力ばっかり発達させていくぼくらだな

自分の涙を止められるのは自分だけだね




深いね


いや、ぜんぜんだよ

君がいつも浅すぎるんだろ

もっと深くまでいこうよ




不快になったからもういいよ


なにがいいんだよ
なにもよくないだろ
おれだってずっと不快だよ




架空のつぶやきに対する架空のつぶやき




威張ってない

捻くれてない

ぼくらはみんな必死に生きているだけ

誰も悪くない

誰も輝いてない

行きたいところにふらっと行きたい、ひとりのひかり暮らし、明日を恐れずに今日を生きたい、戦争と虫歯と宝くじのない世界を夢想してみる。