叫び9
悪の正体は暇だと思うよ
暇がなければ悪は生まれないよ
暇じゃないならいかれた社会を回すための仕事とかしなくても別にいいんだよ
誰もが皆、誰一人暇を持て余さないために、仕事をするという概念、そしてお金をもらうという概念があるだけで、暇してないなら、仕事しなくても問題ないと思うよ
お金って、実のところ、生きるためにさほど重要なものではないというか、なんと言うか、必要なところには流れていくようになってるよ、
なのに無理したり、ないものがあるようなふりをしたり、あるものをないように見せかけたりするから、滞るんだよ、流れなくなるんだよ、やれやれだよ、ふざけんなよ、いい加減にしろよ
いまや、ほとんどの仕事が暇人たちの遊びにすぎないではないか
ぼくにはそんなことをしている暇はないんだよ
どうしようかな
無理と暇が悪の正体さ
無理を讃え、無理に感謝し、無理を奨励する社会を回る回る金はただの数字さ、なんでもないよ、動く数字さ、なんでもないよ
ぼくはそれをどう遊ぼうかな
ぼくはそれとどう遊ぼうかな
行きたいところにふらっと行きたい、ひとりのひかり暮らし、明日を恐れずに今日を生きたい、戦争と虫歯と宝くじのない世界を夢想してみる。