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ある感覚

そういう感覚はとても大事です
いまそんな感覚が消えかけています


無駄なことに時間をかけなくなった人類は
無駄なものをつくりまくることに全ての情熱をかけています


何も生み出さない、やるだけ無駄に思える、小さな、取るに足らない、やらなかったとしても問題が起こることはないように思える、気がつかなければ、あるいは気がつかないふりをすれば、そこに時間をかける必要性を感じられない、だけれども大事な、大切にすべきひとつひとつを無視し、


与えられた時間を
無駄に過ごすのは罪だと認識させられている人々は
あってもなくてもいい、なかったらなかったで、ないほうがきれいだったのに、たくさんあった方が良いって洗脳で、数年先の未来は、それごみなものをつくることを、それをする一員になることを、立派だと言う



その考え方はあってもいいし、間違ってはいないと思うけれども
その考え方をしない人を否定することはあってはならないし、間違いだよ



すでにある腐ったものを放置し

すでに輝いているものだけを視界に入れてる人々の目に
ぼくは映らない
映ってはいけないのだろうけれど
それでも

行きたいところにふらっと行きたい、ひとりのひかり暮らし、明日を恐れずに今日を生きたい、戦争と虫歯と宝くじのない世界を夢想してみる。