それが地球の夢ならば

しかしそれが、
うなされているだけの悪夢なら
ぼくは夢から醒めさせたい

ぼくは地球の球の外側を歩いている

穴の空いた地球にて
穴の空いた靴下をはいている

この穴を塞ぎ、誰も落ちないようにしたい
でもどうしようか
中に入ってしまった外が見えない人々を

行きたいところにふらっと行きたい、ひとりのひかり暮らし、明日を恐れずに今日を生きたい、戦争と虫歯と宝くじのない世界を夢想してみる。