大変2
ぼくが男性の身体を持って生きていたら
ぼくはきっとね、
誰かや何かを守るような仕事をしたがったと思う
だけど、ぼくはね、
一般的なそういう考え方がそもそも間違っているよって、その紛れもない事実を無視したくないよ
自分のことを守れるのは自分だけだ
誰かのことを守る力を上げることは、それ自体が虚構な行為だ
ぼくらがしなければならないことは、
襲ってくるようなものがあったときに
そのものを退治してあげられる力をつけておいて
その力を使って大切なものをお守りする、ということではなくて、
何かを襲いたくなるような生き物が発生しないようにすること、
一人一人が自分で自分を守れるようになることだ
襲ってくるものがあること前提、
奇人狂人がいることは前提で、
そういうやつらと、
そういうやつらを退治するための教育を受けさせた、自ら檻の中に入っていく、内側から鍵をかける、大切なものを守るため、日々自己を犠牲にするような、
そんなやつらを養成していくのは
いかれているよ
自然災害も
動物たちも
地球温暖化も
我々に襲いかかりたくてきてるわけじゃないのに
まるで敵みたいに扱って
人々はそれと戦おうとしてるみたい、
それおかしいよ
自分を守れるのは自分だけだ
誰かを守ろうとするあまり、自分の敵ではない相手を敵だと見なし攻撃している人々よ
いい加減にしてくれ
もう西暦2024年だからね
そろそろやめなよ
こっちがやってるから
くるし、
自分がやっているからこそ
いつ仕返しがくるかをずっと恐れていて、
頭を使わず体だけ強くしている、
怖くて頭は働かず、力ずくでやっつけるために武器だけ強くしていくなんてこと、
やめなよ
行きたいところにふらっと行きたい、ひとりのひかり暮らし、明日を恐れずに今日を生きたい、戦争と虫歯と宝くじのない世界を夢想してみる。