使命

愛子さまを失望させない一人
佳子さまを心から笑顔にできる一人
眞子さんを安心させられる一人
ぼくはそんな一人の女性になる
ぼくは日本の女性の心を守る人になる
ぼくはあなたを守る一人なんだよ


ぼくはバグってないよ
バグってるのは君の生きる世界のほうだよ


はい、ぼくが本物の成瀬です


あのね、つまりね、
この女性がね、
誰かと結婚して、苗字が変わって、
息子を誕生させたとするでしょ、

もう誰かの母になっているとする、
きっと君の苗字ではない誰か知らない人になっている、

すると、その息子はね、ぼくみたいなことを言い出すんじゃないかと、

そんな息子を私はどうすることもできなかったと思う、

息子の苦しみを受け止めることができなかった、

そんな未来を回避させるべく、ぼくはね、からだのないぼくがね、いま、この体で苦しみながら、この体を苦しめている

ぼくが守らなきゃいけない大事な一人だから


関係ない、
大きすぎる、
力及ばないことを言っているように思われるだろうか、
でも、ぼくは別にね、特別なことをしようとしているわけじゃない、
そんな力がないのはわかっている

行きたいところにふらっと行きたい、ひとりのひかり暮らし、明日を恐れずに今日を生きたい、戦争と虫歯と宝くじのない世界を夢想してみる。