高級トイレ

(注:noteには注釈機能がないので[*数字]で表し末尾に記載します)。

はじめましての方ははじめまして。そうでない人は特定上手ですね。
周防サンゴの歌枠のお陰で今まで落としていた英語科目がまるごと取得できそうな[*1]ぴかちゅう鰻と申す者です。
この投稿は2021京大アドベントカレンダーの24日目にあたります。前日は Emile さんのマルコフ連鎖モンテカルロ法の記事でした[*2]。明日はEaterさんの記事の予定です。皆プログラミング出来るの、尊敬を通り越して畏怖まであります。

さて、個人的な話をしますと、入学以来学業をサボっており市内の企業でフルタイム正社員勤務するまで至っていたのですが、諸事情により後期から社会人学生として復学することになりました。
対面講義の復活もあり、キャンパスがどう変化しているのか気になって構内の色々なところを回ることが増えたのですが、特にトイレには少し思い入れがある為、用(を足すこと)もなくフラフラとトイレに立ちよることがあります。
そうして寄ったトイレについて、休学以前のエピソードも少し交えつつ所感を話したいと思います。数が多いので、主に若い人の利用しがちな吉田南のトイレを取り上げます。

まずは建築当時は「1億円のトイレ」と言われることもあった国際高等教育院棟[*3]です。
窓口の中には入ったことがあったのですが、トイレに入ったことがお恥ずかしながらありませんでしたので1Fの男子トイレに寄ってみました。
広々とした個室の洋式トイレの中には冬でも暖かい便座が設置されており、思わず「うっひょ~~~~~~!」と声を出してしまいました[*4]。小便器の前にいたお兄さんすいません。きちんとウォシュレットが機能しているのも旨テイストです。
総合評価としては比較的貴重なLIXIL製[*5]なのも合わせ、5点/5点満点としたいと思います。流石高級トイレですね。

洗面台。写真の右手側にもあり京大のトイレとしてはかなり多いと感じた。
ボタン式の水洗。手すりやステンレスのペーパーホルダー。強い。
近年の風潮に合致した消毒液。
当然荷物も掛けられる。トイレで撮影する人間にとっては最高の設備。

続いてはその西側にある屋外のトイレです。吉田南のグラウンドを使う人は利用したことがあるのではないでしょうか?2011年では比較的キレイなトイレだったようですが[*6]、今では少し破損した箇所も見受けられます。

このトイレ使用禁止になりがち

個室についてはウォシュレットがなく便座も冷たいので冬は厳しいかと思います。残念ながら設備的には1点。

きちんとトイレットペーパーを用意してくださっている点はありがたい。職員さんに感謝。
ちなみに、かつて酒類アリのNFの時期には使用禁止タイムアタック感があった。

図書館についても気になり確認してみました[*7]。
まずは附図書についてですが、3Fの自習室のものを見てみます。

パッと見悪くない、が……?

見た目悪くないですが、よく見ると「おしり」「脱臭」だけな上、その「おしり」が噴出しませんでした。便座温度も設定されておらず、冬には正直冷たいだろうと感じました(11月中旬当時)。清掃をきちんとしてくださってるのは感じる故に、より残念に感じてしまいます[*8]。一方で1Fのトイレについては温度が設定されており、ウォシュレットも操作可能だったと記憶しています。
よって3F1点、1F3点としたいと思います。

1F。こちらは全然許せるので4点よりの3点。

他方、吉田南総合図書館についてですが、特徴としてはまず入館しなくても館内と同じクオリティのトイレを利用できるところにあります[*9]。12月だったからかもしれませんが、こちらは便座が暖かく、また多くのボタンが操作できましたので、ストレスの溜まりがちな自習中にcontrollableなトイレを提供するという意味では附属図書館より優れているのではないかと思います。数とスペースに難があるので4点とさせていただきますが、期待を大きく越えてきたので意外性という部分では個人的に一位でした。

よくまとまったトイレ。建物の限られたスペースにおいて
トイレ全体のレイアウトに苦心の後が見えるも芸術点は高いと感じた。

最後に個人的なオススメトイレである総合人間学部棟のトイレを紹介します。このトイレのポイントとしては広めの空間が挙げられるかと思います。トイレットペーパーの置かれている部分は見た目以上に奥行きがあり、大きめのリュックでも置くことが出来ます。左右・前後の幅もあり「狭くて鞄を降ろすのに苦労する」といった地味なあるあるを回避できるので、大荷物で急にトイレに行きたくなった際に嬉しいかと思います。もちろん便座の温度設定もあり、更に「おしり」「やわらか」「ビデ」の三種の神器(過剰)に「乾燥」付きの優秀なトイレです。盲点になりやすく混んでいないところもポイントで、正直紹介するか迷ったのですが、一人でも多くの空きトイレに迷える人々を救いたいという思いから最後に記させていただきました。国際高等教育院棟のトイレには一歩及ばないので、トータル5点よりの4点。[*10]

鞄かけに複数フックがある点も地味に高得点。
上が丸いので、そこに上着をかければ穴があくようなことも無い。

以上、幾つかのトイレに絞って紹介してきましたが、同じトイレでも台数だけでなく設備そのものにも違いがあり、それにより意外と個性が出ると感じていただけたのではないでしょうか。ここで取りあげた以外にも4共[*11]やメディセン南館[*12]、1共[*13]、共西[*14]、共北、2共等々、各所にトイレがあります。対面講義が戻ってきつつある今、皆さんの「推しトイレ」を見つけてみるのも悪くないのではないでしょうか?


以下、脚注
[*1]: 歌が「上手い」のでとりあえず聞け(https://youtu.be/fR5nDF-PDIU?t=726 )。Vtuberに関して言いますと、最近はラプラス・ダークネスの角の根元持って高い高いしたい。でも一番好きな女性Vtuberは鹿鳴館キリコ。
[*2]:l 自分のツイートからマルコフ連鎖でツイート生成させるやつしか分からない民なのでとても勉強になった。でも前日までの記事が面白くて自分の駄文の酷さが際立つという点では許せません。フォロワーの多い有名な人が普通にためになる記事を書くのは反則でしょ〜っていってアドベントカレンダーの一覧見返したら強い人と面白い人しかいなかった件。ここは率先してハードル下げていきますね。
[*3]: 建設当時はこのネタが一部で流行っていた記憶がある。これはすっごくどうでも良い話だが、KKKと聞くと国際高等教育院ではなく共通教育教務が先に出てきてしまう。そもそも共通教育教務(掛)や教養・共通教育協議会と国際高等教育院を区別している人を、サークルの自分と同じ分野のOB位しか見たことがないので、KKK粉砕!というフレーズを見るとまとめて味方になるはずの人までターゲットにしてしまっているんじゃないかという気持ちがよぎる。
[*4]: トイレットペーパーを全部倒したりはしていないです。
[*5]: http://www.kyoto-up.org/archives/2912 [京都大学新聞社] 。西団連の雄、京大新聞のトイレについての記事(企画)。トイレについての貴重な資料である上、かなり面白い視点から考察が進んでいく。統計的な調査もしているように見える。そのデータ幾ら払えばいただけますか?
[*6]: http://www.s-coop.net/lifestage/backnumber/2012/pdf/1204_11-11.pdf [らいふすてーじ編集部]。らいふすてーじ2011年4月号。この記事を見る限り今よりは綺麗に見える。尚、あしぱらの人には大昔に総代やルネ運営委員会でクソお世話になりました。
[*7]: このためだけに普段利用しない附属図書館、吉田南図書館に立ち寄った。面白い本がいっぱいありますね(小並感)。どちらもまあまあ人居たのでビックリした。どの教室より人間の密度高くね?
[*8]: なんなら「こういうのが一番無い」とキレたメモを残していたので、当時の僕には相当な怒りが発生していたものと思われます。さすがの自分も窓口に入ってしまうところでした。
[*9]: 地味に混んでいて邪魔にならないような時間に行くのが大変だった。
[*10]: 余談になるが、ある個室には意味の分からないハングルと誰かも分からない個人名が落書きされている。https://twitter.com/kusyokuin/status/1123103124615340032 と同程度にしょうもない落書きなのだが、自分が1,2回生だった頃から変わっていないように思う。今やその人物を知る人間はいないであろうし、こうやって神話というものは生まれるのかなという気持ちになる。他にも「有名なトイレの落書き」は本部構内含め幾つか現存しているのでそういったものを探してみるのも良い気分転換になるのではなかろうか。
[*11]:使う人が多いのでどうしても汚くなりがち。あとNFの時にいつも酒の匂いがしていたので、若い当時はあまり使いたくなかった。
[*12]: 脚注[*4]の記事ではウォシュレットが出ないとのことだったが、今年度自分が確認した時は利用出来た。ただ当然全ての個室で確認してはいないので出ないものもあるかもしれない。LIXIL製の小便器がかなりの数並んでいるため、個人的にはそちらの点数は高い。
[*13]: 最早トイレとは関係ないのだが、1共には吉田南共通事務部という部署の窓口があり落とし物の終着点となっている。1〜2週は生協、教育院棟、各学部窓口などに保管されるがその後にほぼ全ての落とし物がそこに集約されるので見つからなくても諦めずにそこに当たってみると良いだろう。あと正式名称は(4共等含め吉田南の建物の○共の数字は全て)全角なのでイキった文章を書く時は気をつけよう。
[*14]: 4年位前、NFの時に事務局(?)さんの人間がスパイダーマンみたいな格好して中の酔っ払いを救出しているのを見かけたことがある。フラッシュモブか何かかと思ったが割とガチめの介抱をしていて面白かった。こっちも当時はゲロまみれになったり使用禁止になったりしていた。こういった風景が見られなくなったと思うと少し残念である。


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