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トヨトミの野望・トヨトミの逆襲

トヨタの内幕を描いたほぼ (?) ノンフィクションの小説「トヨトミの野望」と「トヨトミの逆襲」がとてもおもしろかったです.

「トヨトミの野望」では,武田剛平 (= 奥田碩氏) が社長としてトヨトミの発展に寄与し,その後豊臣統一 (= 豊田章男氏) が社長に就任するまでが描かれています.武田は国内でライバル企業を圧倒するだけでなく,アメリカでもロビー活動を駆使して市場を席巻し,世界トップ企業へと踊り出ます.ただ豊臣家のオーナー支配は根強く,その後統一へと経営は大政奉還されます.

そして続編である「トヨトミの逆襲」では,EV対応で遅れをとったトヨトミの生き残りをかけて豊臣統一が舵を切る様子が描かれています.こちらは最近の話題も多く,孫正義やトランプなども名前を変えて出てきます.

いずれもほぼ史実に即しているようで,Wikipedia で人物や出来事との対応関係を調べながら読みました.オーナー経営企業であるが故の人間関係のいざこざなど,外から見るイメージとは異なる内情を知ることができて面白かったです.リアル半沢直樹な感じで一気に読み切ってしまいました.

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