見出し画像

エヴァンゲリオンとのお別れ

待ちに待ったあの映画を観たのはもう4ヶ月前。私は1人で観に行こうと思ったけど、幸い色んな友達が付き合ってくれて3回とも別の人たちと観ることが出来て、そのあとあーだこーだと話すことができた。3回めは舞台挨拶の別会場を運良く取れて友達とばらばらに席をとって庵野監督や鶴巻監督、前田監督、緒方さんのトークを聞くことができた。(鶴巻監督のお顔がなんかタイプと思ってしまった。一瞬お付き合いした人の顔に似ていたからかもしれない。これは備忘録としての無駄話。)4回目は1人で漫画をもらいに。

もうお別れをしないといけない、いやもうエヴァンゲリオンは終わっているのにどうにかすがろうとして何回も観たくなるのだ。まさか終わると思わなかったからだ。「庵野のことだからQのように叩き落とした私達を更にどん底に突き落としてくれるんだろうなhaha」なんて思って初回を観た。

そうだ、我々は訓練されたエヴァオタなのだから。

しかし、見終わっての初回の感想は、「本当に終わっちゃった…!!」だった。待って置いていかないで…とは違う、「はあーーーー!庵野さんと皆さんすごいです終わってるちゃんと着地している…」だった。

どこがどうだとかは整理がつかず、考察されてる方のページを読んで更に「はーーーー!」が増した。目頭が熱くなった。2回目も3回目も4回目も新たに発見があったり答え合わせをしたりして、それぞれ一緒に観た友達と語った。それは自分のセラピーのように語り合うのだ。これを受け止められない人がきっといる。(納得行かなくて脅迫文送るやつは特定をされてほしいけど。

これを納得できたから"上のステージに行けてる"とかではない。自分がこれを受け止められたことへの感慨深さ、(余計なお世話だけど)庵野監督が成長したことへの感動、安野モヨコ先生の存在のでかさなど勝手にこみ上げる。

宇多田ヒカルのOne last kissの歌詞「いっぱいあるけどもう一つ増やしましょう 忘れたくないこと」「誰かを求めることは すなわち傷つくことだった」の歌詞が突き刺さる。

Beautiful Worldも序のときはシンジくんの曲だと思ってたけど、シンを見たあとだと、ゲンドウの曲に聞こえた。宇多田ヒカルは天才だ。インスタでの庵野さんとの対談も大変良かった。Aパートの話を聞けて嬉しかった。(余談だけどOne~のイントロはEM20ってすごいよね)

すべてが完璧に終わったと思えた。それでもエンドロール後にミサトさんの声が流れるんじゃないかと期待してしまった。

「終劇」

が白バックでどーんと映った。旧エヴァでの終劇とは全く違うようで表したいことはきっと一緒ではあったはず。「ありがとう、すべてのエヴァンゲリオン」とはTV〜旧劇も含めてなのがアツい。

私はこの記念すべき25周年(26年か)にリアタイで劇場で見る事ができてすごく嬉しかった。

100億円突破。おめでとう。本当に嬉しい。私もちょーっち貢献した!と思う。この時代に生きててよかったと思う反面、もう生きる理由が1つなくなったとも言える今。

さーて、何に向かって生きてこうか。とりあえず、サービスサービスゥ!(…って言いたいだけ



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?