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バカ正直と言われる。
やましくないからと、大っぴらに話して怒られるのはバカかもしれないが、私にとっては真っ当な生き方だ。



それでも、考えた結果嘘をついた方がまだいいだろうという場面がある。

どうせ傷つけるなら正直でいたい。
嘘をついても傷つけるなんて、嘘の意味ないじゃん。


そう思いながら、ペンを取る。
この紙をビリビリに破いてしまいたい気持ちを抑えて、無心になって返事を書く。

相手のダメージなんてほんの一瞬で、大したことないのはわかっている。
むしろ正直に言ってしまったら人間不信にさせてしまうかもしれない。そっちの方が大ダメージだ。



だから私は嘘を選んだ。
それが今のベストだと心から思うのに

思うのに、この悔しさはなんだろう。
何度噛み締めても慣れないよ。



相手が傷つくことまで言う正直さと
自分の心に素直な正直さは違うはず。


私は自分の素直な心も相手の素直な心も偽ってほしくないのだ。


だから私はこの嘘をぐちゃぐちゃに丸めて捨ててしまいたい。
こんなの私じゃない、と思ってしまうのかもな。




ただただ、自分に嘘をつかない人生と
相手が素直でいられる世界をつくりたいの。

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