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近代~現代哲学・思想

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2021年12月の記事一覧

ディルタイ

解釈学以前解釈学は一つのダイナミックな思想運動
常に発展・展開=意味変更
×固定した学説
×確定した方法でもない

始まり
古代ギリシアの解釈術
解釈とは「意味不明な言葉や事柄を
理解可能な言葉で表現し他者に伝達する事」
そのための技法

17~19Cまで西洋の伝統
文献学・神学・法学の「基礎学」「補助学」

17Cシュライエルマッハー「一般解釈学」
「理解」「解釈」の働きそのものを主題化・理論化

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バタイユ(随時更新)

バタイユの「連続性」≒カント「物自体」≒イデア界

人間は労働によって動物と区別され、同時に禁止を自らに課した
死者への態度であったこれが性行動にも影響を与えることに

労働は技術を要請し、結果明晰な意識が育まれることとなる
逆に性的充溢は人間の識別能力を減退させる

コジェーヴのヘーゲル解説
人間の精神や社会は承認欲求(不足感)による闘争ないし労働によって進化・発展していく

ヘーゲルは労働の側

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ガダマー(随時更新)

1960「真理と方法——哲学的解釈学の要綱——」
新カント派→ハイデガー「ナトルプ報告」の講義(アリストテレスの現象学的解釈)に衝撃「アリストテレスが丸ごと肉薄してくる」

解釈学= 理解の理論(ディルタイと異なる)

理解…現存在の存在の仕方そのもの
→人間が生きている限り
 いつも既に「理解する」という仕方で生きている

人間の世界経験と生活実践の全体に関わる
 →出会い、経験する時、いつで

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