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【前編】「ひなたぼっこ」は、無言の時間を恐れる現代人が、気疲れしない最強のコミュニケーションツールかもしれない

共通点が無い人と、何も無い場所で2時間一緒に過ごすことになったらどうしますか?

「楽しみだけどちょっと面倒臭くなってきた」という気持ちが直前に押し寄せてきたりしませんか?
この”面倒臭い”を分析すると、「盛り上がらなかったらどうしよう」「気を使って喋るのも疲れるな」とか、そいう不安な気持ちが、チラチラ私に声をかけていることが分かります。

例えばオンライン飲み会では、無言の時間が1分でもあれば無理矢理にでも誰かが話題を振るあの空気感に、つい耐えられなくて食い気味で話を振ってしまう瞬間があります。その時間が蓄積すると、やっぱりオンラインは疲れるなぁなんて思うことありませんか?

今回は「ひなたぼっこ」が、そういったコミュニケーションの気疲れを解決できる最強のツールかもしれないというご紹介です。

ひなたぼっこ倶楽部の記念すべき 第1回目は、佐賀県鹿島市「道の駅鹿島」からスタート!

ここは、グレーのねっとりした泥がいつまでも広がる有明海の干潟。
佐賀県民に「佐賀県の好きな場所は?」と聞いてもあまり出てこない場所。でもでも私はこの干潟が大好きなんです。仕事終わりになんだか疲れたなぁと思った時にここに立ち寄り、ひたすらのんびりできて癒されるこの場所が、ひなたぼっこに最適な場所だと思ったんです。

今日のひなたぼっこメンバーは、 この2人です!

ひなたぼっこ大好きで最⻑記録は8時間
のんびりしてるけどたまに関⻄人のせっかち気質が顔を出す久野(33歳)
イタリア料理店の接客担当なのに観光係も兼務する
元自動車販売営業マンの小林くん(25歳)


共通点が無いけれど、「ひなたぼっこ」に可能性を感じる!という想いだけで集まった2人です。
今まで⻑時間話したことは無い2人が干潟で過ごすとどうなるのか!?

集合場所である道の駅に、先に到着した私。
今日はどんな話をしようかと、若干ソワソワ待っていると、
小林くんが「お疲れ様です〜」とやってきました。

すると、「知ってますか?クチゾコって魚、佐賀では少し訛ってクツゾコって呼ばれるんですよ。靴底にも似てるかららしいです」

さすがイタリアンレストラン接客小林くん!

小林くんの食材ウンチクに気持ちが和んだところで、干潟が見える護岸に向かいました。

更に心配性な私は、会話に困ったらどうしようという不安から、事前にルールを一つ提案していました。
それは「ひなたぼっこで楽しめそうなグッズを、それぞれに持ってくること」。

小林くんは何を持って来るのだろう?
ワクワク楽しみにしていると、まずはピクニックシートが出てきました!
それに対して、私も同じく!!
「ピクニックシートは基本だよねー!」

小林くんのシートは、ガッツリ自動車のメーカーのロゴが入ったもの

次に、小林くんはちょっと無骨なプラスチックケースを取り出しました。

様々なキャンプ場の名前が書かれたステッカーが貼られている

キャンプ好きな小林くん。キャンプのハイスペックな道具か、イタリアン系の何かお洒落な食べ物でも出てくるのだろうか。

ん?なんか見たことあるような。

出てきたのは…、
「コーンポタージュです。僕大好きで、絶対キャンプには持っていくんで
す!」

この邪気のない素直な笑顔を見て下さい

きっと仕事先でも、先輩方に可愛がられているんだろうなと、小林くんの仕事風景を想像している時に、
はっ!と私が持参したグッズを思い出して何だか気まずくなりました。
ゴソゴソと私が袋から取り出したのは...!

コーヒー豆とコーヒーミル

そうコーヒー!
めちゃめちゃドリンク被りやん!!

ということで、
この時点でひなたぼっこにおける基本装備は、ピクニックシートとドリンクということが満場一致で決定しました!


後編に続く…。
(ひなたぼっこ倶楽部第1回は順調に終わるのだろうか。)


この記事を書いたのは

久野 裕子
子どもの頃に誰とでも仲良くなれた魔法の言葉「一緒にあーそーぼ!」の代わりに、
「一緒にひなたぼっこしよ!」を気軽な誘い文句にしていきたい。
気になるあの人とお喋りしてみたい!けど友達ってどういう風に作るんだっけ?と、
気づけば戸惑う大人になってしまった人たちへ。


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