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大学生散文|感情紀行記

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感情の動いた時を書き記す【感情紀行記】をまとめています。
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2024年2月の記事一覧

【感情紀行記】妖怪筆回し

 この数日間、多くの妖怪を発見した。この妖怪たちの共通点というのは自分のことしか見えておらず、周りに迷惑をかけているところである。こういうのは一度見つけてしまうとどんどんと気になってしまう性分なので、かなり迷惑する。  一つ目は、大学の講義中の100分間、永遠とペン回しをし続けていた妖怪である。ペン回しをしていないと落ち着かないのかも知れないが、とにかく下手で、1分に一回、いや、それよりももっとかも知れないが、その手で回しているペンを落とすのだ。ペンを落とすたびに、ガチャン

【感情紀行記】シナモンロール

 再びパンに関する悩みが再燃してしまった。家族が買ってきて、朝ごはんになるはずだったシナモンロールがテーブルの上に置かれていた。時間は夜、食べるか食べないか相当迷ったが、コーヒーを入れれば、デンマークで美味しいシナモンロールを食べた時と状況は同じである。ささやかな贅沢として食べることとした。  しかし、一個丸々食べるというのは、流石の贅沢とは言え多すぎる。半分くらいがちょうどよかったのだ。しかし、シナモンロールというのはどのように半分にするのが正解なのであろうか。  まず