私にとって働くとはトイレットペーパーです

人間何日か食べなくても
排泄をします

息を吸い
水を飲み
寝て
トイレに行く

世のため
人のために
生きていなくても
生産性が皆無でも

トイレに行き用を足します

用を済ませば
トイレットペーパーを使います

お金を稼いで
トイレットペーパーを買わなくては
トイレさえできません

トイレの便器も
トイレットペーパーも
その場を照らす照明も

誰かの力で
生まれています

生涯関わることのない
誰かの力で
お互いに支え合って
生きています

働くって
本当に素晴らしいと思う

いつも家で何もしない
小汚いオッサンも
(ウチの夫ですが)

働いている時は
凄まじく
カッコいい

バイトだろうと
社員だろうと
お客さんの前では
何も関係ない

会社の名前のはいった
制服を纏い

表に出たその瞬間から
プロでなければならない

その意識に
その姿勢に

会社は投資をして
人を育てるのだから

高校生だろうと
シルバー人材だろうと

その仕事における
プロフェッショナルでなければならない

日本人のパフォーマンスの高さは
世界でも類を見ないほど
優秀だと思う

少し疑問

世に出回る求人誌は
【簡単作業】
【年間休日○日】
【高時給】
などの文言が多い

それより
少しキツイけどやりがいがあります！
初心者も資格取得応援します！
拘束時間長いけど稼げます！

の文言の方が
私は魅力的に感じる

簡単に稼ぎたい人を集めて
会社の生産性とパフォーマンスは
あがるのかなぁぁ？

それなら
【人材】に対して
初期投資をしてくれる方が
私は嬉しいなぁぁ

お小遣い稼ぎなら

お小遣いを稼いでいる
学生さん？！

あなたはお小遣いを生み出し
あなたが食べるご飯や
あなたがお風呂で使う水
学校の授業料

あなたが家のトイレで使う
トイレットペーパーは
誰が買っていますか？

社会経験としての
腰掛けのバイトであっても
お客さんの前では
プロです

中途半端に働くのは
いただけませんよ？！

そこで生み出す1000円は
ぼーっと突っ立ってても
必死で走り回っても
同じ金額です

ならば
後者のほうが
得るものがあると思いませんか？

あなたがもらっているのは
お給金の1000円だけではないことを
しっかり覚えておいてくださいね

社会経験と一言で言っても
お客さんに対する言葉遣い
トラブルへの対応
電話での受け答え
社会人としての報連相。。。と
本当にたくさんのものを
頂いていますよ

仮に
あなたはいくら時給が欲しいですか？と
聞かれたら
いくらと答えますか？

そして、その答えた時給に見合う
パフォーマンスを会社に提供できますか？

それが働くということです！

生きづらいから生きなくちゃ

鬱が酷かったとき
トイレットペーパー代さえ
稼げない自分が
情けなかった

ご飯を食べる資格も
用を足す資格も無いと
思っていました

でもお腹が空くし
トイレにも行きたくなる
眠たくなるし
テレビを見て笑ったりする

そんな事をしている自分が
恥ずかしかったし
情けなかった

少しずつ寛解して
働きだした時は
とてつもなくしんどかった

でも、そのお金で
洗濯洗剤や
トイレットペーパーを買うのが
誇らしく感じた

生きているって実感したから

生きづらいって言葉が
現世で一人歩きを始めてしまっている

だからこそ
生きなきゃいけない

生きてる理由なんて
みんな無いよ

だから生きなくちゃいけない
その理由を見つけるために

おまけ

少し良い香りのする
トイレットペーパーを買うのが
私は大好きです

おわり