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「ブルーアーカイブ」のBGMが若いセンスに溢れててめっちゃすこというおはなし

2023/12/12更新分

僕はハマった作品があると必ずそのサントラを聴くくらいにはBGMが大好きな人間です。「ゴジラ-1.0」「ゲゲゲの謎」の曲も当然作業の合間に鬼リピしてる。
特に「ゲゲゲの謎」はあの川井慶次が作曲してるとあって好みな曲が多い。

川井慶次の他にも澤野弘之、菅野祐悟、菅野ようこetc…
好きな作曲家のBGM を聞いてるとおおよそベテランの方だし、全体的にシンフォニックな楽曲が多い。
そこにエレキギター等でロックのテイストを混ぜたりケルト音楽のテイストを入れることでケレン味を足すのも特徴的か。

大体日本のコンテンツに触れると、音ゲーの系統ではない限りはベテラン作家によるオーケストラがバックに流れてるなんていうことが殆どだと思う。

だから基本的になんか壮大な曲をすこる傾向があるのだけれど
そんな中で「ブルーアーカイブ」が別方向で刺さった。

全体的な曲調は比較的新しい「kawaii future bass」にカテゴライズされるもので、BGMでよくある壮大な雰囲気とは真逆なものが殆どだ。

作曲家は
ピアノ調の可愛らしい楽曲を手がけるミツキヨ氏、
ゴリゴリのEDMを手がけるKARUT氏、
その間の真っ直ぐ「kawaii future bass」な曲を作るNor氏の御三方。
全員20代なのが驚きだ。

その三氏がそれぞれの得意な分野のを担当するのではなくそれぞれの曲調がミックスされて「ブルーアーカイブ」っぽい曲に昇華されている。

例えばVol.1内の楽曲でいえば可愛い感じのメロディが特徴のミツキヨ氏は「Cnstant Moderato」みたいな爽やかな曲だけじゃなく「Rolling beat」のようなEDM調の曲を作るし、逆に普段は「CrossFire」みたいなフロアをぶち上げるような曲書いてるKURUT氏が「Shooting Stars」などの可愛らしい曲を作曲してたりする。
多分ある程度音楽に精通してないと誰がどの曲を担当してたか判別つかないだろう。
それくらいお互いの曲調が混ざってる。

ただVol.3以降の比較的最近のは
日常パート用の可愛らしいのをミツキヨ氏が、
シリアスなシーン用のをKARUT氏が、
それ以外をNor氏と、
ある程度各位の得意なジャンルの曲を担当してるように思う。
それでも楽曲の雰囲気が統一されてるので見分けはつきにくい。

よくある作品の、ベテラン作家の技術で作品の雰囲気に合わせるのとは逆の、
複数の若いクリエーターがお互いのセンスを高めあって作品の空気を楽曲の側で作るパワフルさがいい。
それが「ブルーアーカイブ」の透明感に一役買っている。


BGMだとオーケストラ調の曲が好きではあるけれど、それ以外の通常の楽曲では「BOOM BOOM SATELLITES」みたいなダンスミュージックが好きだから刺さるのはある意味当然ではある。けれどゲームやっててバックでこういう系統が流れるのは新鮮だったので強く印象に残ったのだ。

なんかそれっぽいことをつらつらと書いたけれど
要は「ブルーアーカイブ」のBGMって魅力的だよねというだけのお話で、それだけ伝わってくれたらそれでいい。

サントラは全部Apple Music等の主要なサブスクなら大体どこでも聴けるからみんな聴こう。






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