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ワインの生産国

世界のワイン生産国 ランキング

皆さん、ワインは楽しまれますか?
今年の夏は特に暑いので、ビールやハイボールなどのほうが多いでしょうか?

以下の表は、国際ブドウ・ワイン機構(OIV)のデータを用いて、主要なワイン生産地をまとめたものです。

2022年のワイン生産国

トップはイタリアで、2022年のワイン生産量は約5,000万ヘクトリットル(オリンピックサイズの50mプール1994個分)。このワインの半分以下が海外市場へ輸出されており、イタリアは最大の輸出国でもあります。

長い海岸線が穏やかな気候をもたらし、イタリアの20の地域でワイン造りが盛んに行われています。

ワイン愛好家として知られる他の国、フランス(4,560万ヘクトリットル)とスペイン(3,580万ヘクトリットル)は、それぞれワイン生産量で第2位と第3位です。この3カ国を合わせると、世界のワイン供給量の半分を占めます。

第4位のアメリカは、チリ(第8位)やアルゼンチン(第9位)といった国を抑えて、南北アメリカ大陸のワイン生産国トップです。

一方、中国(14位)がアジアでトップのワイン生産国です。
この地域が焼酎始め他の蒸留酒を好むことも、次に大きなアジアのワイン生産国である日本(25位)含め、中位にとどまる理由でもあります。

当然のことながら、ヨーロッパ諸国が世界のワイン供給の3分の2を占め、アメリカ大陸(20%)、オセアニア(6%)と続いています。

今後のワイン生産における気候の懸念

過去10年間、ワイン生産は比較的安定していたが、気候変動はこの産業にも迫っているようです。

ニューヨーク・タイムズによると、気温の上昇はワインメーカーにとって恵みであると同時にリスクでもあるようです。
かつてはブドウの木が育たない考えられていたいくつかの地域(イギリスなど)でも、特定の品種やワイン生産の可能性を探り始めています。
同時に、いくつかの伝統的な地域では、暑い気候が長引くことによりブドウの過熟を招き、一部のワインメーカーはブドウの日光への露出を制限せざるを得なくなっているそうです。

また、気候変動によって引き起こされる全般的な天候異常-洪水、干ばつ、山火事-はすべて、ワイン生産をより困難にしています。

今後、どのワイン生産国が生き残り、適応し、低迷するのか、それとも繁栄するのか、転換点に立っているのかもしれません。


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