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富士通 英国郵便局 冤罪事件

皆さん、英国郵便局で現在大問題になっている冤罪事件をご存知ですか?
日本ではあまり報道されていませんが、英国ではテレビドラマ化されるなど、多くの関心を集めています。

富士通は、イギリスで郵政の窓口業務を担当する会社に会計ソフトウェアを納入しています。その欠陥が大規模な冤罪事件につながりました。

英国では、多くの郵便局の窓口運営が各地域の個人事業主に委託されているそうです。郵便局長を務める個人事業主は、残高不足分の 補填ほてんを迫られ、自己負担で穴埋めするなどしています。

2009年にはシステムの欠陥が原因の可能性があるとの指摘も出たものの、郵便局の運営会社は認めませんでした。
2014年までに730人以上の郵便局長らが窃盗や横領の疑いで起訴されました。その多くが失業や自己破産、服役に追い込まれ、自殺者も出たそうです。
直接の責任はないのでしょうが、富士通では誰も責任を問われておらず、被害者への補償金も一切支払っていません。このため、富士通に対する批判が高まっています。

富士通は、郵便局長らに苦しい思いをさせたことについて謝罪するとしているものの、富士通に行動を求める声は高まり続けています。

今後、さらに問題が拡大し、日本の本社も巻き込まれていくのでしょうか。個人的には注目しておきたいと思います。



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